ep.119 帰宅 ページ28
『じゃあ、そろそろ帰りますね。』
安「もう、帰っちゃうんですか…？」
『っ…まだ仕事が残ってて…』
安「そうですか…残念です。」
説明しよう。
履歴書の話が終わって降谷さんに頭を撫でくりまわされた後、学校帰りの蘭ちゃん達がポアロにやってきたのである。
そのため降谷さんは安室さんへと変身し、私も会話の相手を安室さんに変えるしかなかった。
それにしても…
どんな時でもハニトラを忘れないあたり…流石降谷さん仕事人。もう帰りますねって言うと眉毛をハの字にしてションボリするんだよ。…あざと。可愛いかよ。
という感じで現在に至る。
安「今日中にお店に連絡しておいて下さいね！」ﾆｺｯ
『はい。今日はありがとうございました！』ﾆｺ
最後に仕事の依頼を言ってお見送りをしてくれた。お喋りの途中で手を降ってくれるJKトリオにも手を振り返してお店を出た。
沖「おかえりなさい。」
『あ、昴さん！ただいま！』
家に着いて、車から降りて郵便ポストを確認していると昴さんが現れる。
その手には鍋つかみがしてあり、両手の間には大きめのお鍋が挟まっている。
それはもしや…
『そのお鍋って…』
沖「肉じゃが、作りすぎてしまったんです。そのおすそ分けに…」
『やったぁ！』
やっぱりおすそ分けだ！これで夕飯の準備をしなくて良い！嬉しい！
『今鍵開けますね！』
沖「そんなに急がなくても平気ですよ。」
そう言って私は走って玄関に向かう。昴さんはフッと笑いながらついてきた。
沖「お邪魔します。」
『どうぞお邪魔してください。』
昴さんと家に入って、とりあえずリビングに案内する。昴さんは嘗めるように部屋を見渡しダイニングテーブルに鍋を置いた。
『…あんまりキョロキョロしないで下さいね？ウチは優作叔父さん家みたいに広くないですから』
沖「すみませんそんなつもりは。…女性の家に上がらせて頂く機会はあまりないので。」
『…うっそだぁ』
沖「ウソじゃありません」ﾆｺ
彼に出すコーヒーの準備をしながらそんな会話をする。すると昴さんは急に立ち上がってキッチンの方へとやってきた。
沖「僕が夕飯の準備をしますよ。千尋さんは着替えてきたらどうです？」
『えっ、いやでも悪いですよ。昴さんお客さんなのに…』
とか言いつつ内心はその申し出に万々歳。
沖「いいから早く着替えてきて下さい。スーツがシワになりますよ？」
『…はーい』
心の中でガッツポーズをして私は自室へと向かった。
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りんねむ(プロフ) - コメント、応援ありがとうございます！これからももっともっと楽しんで頂けるよう頑張ります！！ (2020年4月11日 2時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
#Marisa - めちゃくちゃ面白いです!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！！(^_^)丿 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年4月3日 13時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます！ファミリー揃うのマジか！！って感じです！私も公開日に絶対見に行きます！(^^)v (2019年12月6日 16時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年11月25日 0時
