ep.116 Let's think 偽名 ページ25
降谷side
カランカラン…
安「いらっしゃいませ！」
『どうも、こんにちは！』
2時半。時刻ぴったりに千尋がポアロに来店する。
彼女はカウンターに座り、早速メニューを開く。
『いつものコーヒー下さい！』
安「かしこまりました！」ﾆｺｯ
いつものだったらメニュー開く必要なかったろ…と思いつつ、準備を始める。
コトッ
安「お待たせしました。」
『ありがとうございます！…んんっ美味しい！』
安「それは良かった」ﾆｺ
僕が出したコーヒーを一口飲んでニカッと笑う千尋。全く…仕事の話をしに来たというのに呑気なやつ…なんて考えると笑みがこぼれた。
降「それで？履歴書はどれくらい出来てるんだ？」
『あ、ハイ』
いつまでもこうして他愛もない会話をいていたいと思ったがそうもいかない。僕から切り替えて、彼女に話しかけた。
すると千尋は早速バッグの中から履歴書とメモ帳を取り出した。
『名字は決めたんですけど、下の名前が中々…候補はいくつかあるんですけどね…』
降「ほー？」
そう言ってメモ帳を開く千尋。
そこには確かにいくつか名前が書いてあった。
降「候補は、れん・みずき・みなみ、か…。漢字でも迷ってるのか…」
『はい…。全部自分の名字を参考にしたんです。』
降「れんは蓮水の蓮か。で、蓮水の水からみずきとみなみか。」
僕が推理して言葉を述べると、千尋はコクコクと頷く。なるほど…悪くはないな。僕の偽名も似たようなもんだし…
『第一候補は、東西南北の南でみなみ！どうですかね…？』
降「…いいんじゃないか？」
『っ本当ですか？！』
首を傾げながら僕を見上げる彼女に、軽く頷きながら返事をする。するとパアッと顔を輝かせて喜ぶ。…相変わらず表情豊かだな…
そう思いながらさらに話を進める。
降「あぁ。で、名字はどんなだ？」
『諸星です！』
降「っ…！！？」
目の前の彼女の口からでたその名前に僕は固まる。
何故その名前を…！？
その
僕は腸が煮えくり返るような気持ちになった。
その名前が彼女の口から出てきたことにこの上なく怒りを覚える。
降「…何故その名字なんだ？」
『あ、えっと…
中学校のクラスメイトに諸星ひかりちゃんって子がいて、その名字可愛いなって思ったんですよ…！ほら、星って可愛いじゃないですか！？』
降「…そうか。」
内心では納得出来なかったが、特に
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りんねむ(プロフ) - コメント、応援ありがとうございます！これからももっともっと楽しんで頂けるよう頑張ります！！ (2020年4月11日 2時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
#Marisa - めちゃくちゃ面白いです!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！！(^_^)丿 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年4月3日 13時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます！ファミリー揃うのマジか！！って感じです！私も公開日に絶対見に行きます！(^^)v (2019年12月6日 16時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年11月25日 0時
