ep.102 Win-Winでいこう ページ11
『昴さん居ないのに赤井さんがいるんだよ？そんなのおかしいでしょう？昴さんがお泊りだなんて絶対ウソ！…本当の事を白状なさい？』
私は二人の目を真っ直ぐ見て言う。
もう言い逃れは出来んぞ、と気持ちを込めて。
でも二人はまだ目をぱちくりさせている。
『…だってずるいよ！
私だってそっちの話聞きたいのに、私だけ教えてコナン君と赤井さんは教えないなんてずるい！
お互いWin-Winにしなくちゃね？』
すると二人はお互いに目を合わせてから、頷き合ってまた私の方に目を戻した。
コ「わかったよ千尋姉ちゃん。でもこれだけは約束して。今から言うことは絶対誰にも言わない事。蘭姉ちゃんも、警部さんたちにも、灰原もダメだからね？」
『わかった。交渉成立。』
コ「うん！…あ、あと驚かないでね？」
『え？』
コナン君と握手を交わすと最後にそんな事を言う。誰に教わったのかは知らないが、かなり悪い笑みを浮かべていた。
そして赤井さんはと言うと、何も言わずにリビングを出ていってしまった。
『え、赤井さんどこ行くの？』
コ「すぐにわかるよ。ちょっと待ってて」ﾆｯ
『…？』
コナン君は相変わらず悪い笑みを浮かべていた。
が、しかし。すぐに真面目な顔に戻る。
コ「なぁ千尋…お前まさか…」
『ん？何か言った？』
コ「…いや、なんでもねぇ」
『…あ、そう』
何か言ってた気がするんだけど…。
コナ…新一がそう言うなら深くは聞かないでおこう。
そしてしばらく二人の間に沈黙が続き、いてもたってもいられず私が口を開こうとしたときだった。
『あ、あのさ新い…』
ガチャ
『え…？』
リビングの扉が開いて、今ここにはいないはずの
コ「遅かったね？」
「何せいきなりだったものですから…」
『昴、さん…？』
リビングに入ってきたのは、友人の家に泊まりに言っているはずの昴さんだった。
泊まりはウソだと思っていたが、まさか家に居るとは…
『なんで…？』
沖「君が知りたいと言ったのでしょう？」
『いやそうなんですけど…って赤井さんは…？
ま、まさか…！』
ここまできて私の脳裏をよぎったのは、私が最初に公安に行った日。もし"あの時"と状況が同じであるならばやっぱり昴さんと赤井さんは…
コ「流石にわかった？」
『…昴さんと赤井さんは"同一人物"ってこと？』
昴「ご名答」
『…えぇぇぇええ！！』
次の瞬間、真夜中の工藤邸のリビングに私の悲鳴にも似た叫び声が響いた。
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りんねむ(プロフ) - コメント、応援ありがとうございます！これからももっともっと楽しんで頂けるよう頑張ります！！ (2020年4月11日 2時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
#Marisa - めちゃくちゃ面白いです!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！！(^_^)丿 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年4月3日 13時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます！ファミリー揃うのマジか！！って感じです！私も公開日に絶対見に行きます！(^^)v (2019年12月6日 16時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2019年11月25日 0時
