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ep.126 自己紹介 ページ35

降谷side


ヴーヴーヴー
ヴーヴーヴー


ポアロで仕事をしていると、勢いよくスマホが震える。接客の区切りがついたところでメールボックスを開く。


《無事採用されました。今夜から働きます。》


差出人は千尋だった。
どうやら面接試験をパス出来たようだ。
そのメールを読んで僕は胸を撫で下ろす。取り敢えず第一段階クリア、だな。


《了解》


僕は一言だけのメッセージを送信して、また接客に戻った。

__________________________________

千尋side


カラカラカラ

桜「あ、来た。」


降谷さんにメールを送信してから約30分後。
お店のドアが開く音がして、桜さんが事務所に入ってくる。


桜「南ちゃん、もう一人の子が来たのでこちらに来て下さい。」ニコッ

『はい!』


桜さんに言われた通りに部屋を出ると、そこに居たのは高校生ぐらいで気の弱そうな女の子。真っ黒で艷やかな髪は肩のところで切り揃えられていて、肌は雪のように真っ白だった。


桜「自己紹介も兼ねて上で色々と説明しますので。二人ともついてきて下さい。」ニコ

『はい!』

?「……」コクッ


私は女の子と共に桜さんの後についていった。


桜「楓さーん。二人連れてきましたよー。」

楓「はーい。じゃあ早速説明始めるわね。」


2Fのお店につくと、楓さんともう一人の女性が待っていた。長い髪をポニーテールにしている楓さんとは反対に、その女性はお団子だった。


「その前に自己紹介しようよ!楓!」

楓「…そうね。じゃあまず自己紹介から。」


お団子の女性は元気が良かった。
…あれ、キャラかぶっちゃうかな?


桜「何を言えばいいんですか?」

「名前と年齢だけでいんじゃない?」

桜「なるほど。」

楓「じゃあ私から。福原楓、24歳。二人共今日からよろしく!」

海「私は水城海!24歳!よろしく!」ニカッ

桜「山城桜、23歳です。改めてよろしくお願いします。」


『よろしくお願いします!』

「…よろしくお願いします」ポソッ


3人とも笑顔が凄く素敵だ。流石キャバ嬢。人の心を射てくる。…でもどうしよう。みんな私より若いや…(泣)


桜「では今度はお二人の自己紹介お願い出来ますか?」

『はい!諸星南、20歳です!未熟者ではありますが精一杯頑張りますので、よろしくお願い致します!』

?「…橘雪です。20歳です。…よろしくお願いしますっ…!」


この時私はまだ知る由もなかった。
ここにいる人たちの複雑な人生ドラマと、この店に潜む闇を…

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りんねむ(プロフ) - コメント、応援ありがとうございます!これからももっともっと楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2020年4月11日 2時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
#Marisa - めちゃくちゃ面白いです!これからも応援してます!更新頑張ってください! (2020年4月11日 1時) (レス) id: 12856f7fd8 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます!!頑張ります!!(^_^)丿 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (2020年4月3日 13時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます!ファミリー揃うのマジか!!って感じです!私も公開日に絶対見に行きます!(^^)v (2019年12月6日 16時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんねむ | 作成日時:2019年11月25日 0時

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