トリプルフェイスのご寵愛【名探偵コナン】

ep.8　味見 ページ9

ウ「バイオレットフィズ…カクテル言葉はわかりますかぃ？」

『いえ、わからないです。なんですか？』



ジンさんとウォッカさんが、それぞれジンとウォッカを頼んでそれをマスターがお出しする。
二人はカクテルは甘いからあんまり好きじゃないんだって。

すると、ウォッカさんがカクテル言葉を聞いてきた。
残念だがまだ教えてもらっていない。
今日はどんな素敵なカクテル言葉かしら？と思いながら答えを待つ。



ジ「"私を覚えていて"だ。」

『わぁ素敵ですね！大人なカクテルだなぁ…』

べ「バーで素敵な男性に出会ったら注文するといいわ。」

『なるほど、そう言う時に使うのか…。あ、でもダメです！』

べ「Why?…何がダメなの？」

『こんなに色っぽいカクテル頼んでも私は色っぽくないから、相手の方はカクテルしか覚えててくれないですよきっと。私には頼めないカクテルです…。』

ウ「…そんなこと無いと思いますけどね笑」

べ「ふふっ面白いこと言うわね。大丈夫よ。貴方は十分魅力的だから。ね、ジン？」

ジ「そうだな」ﾆﾔ

『っ//…お世辞言っても何も出てきませんからね！』



カクテル言葉はとても大人っぽいものだった。
カクテルの大人っぽさに合う程、自分は魅力的ではないので…と言ったら3人に笑われてしまった。

ベルモットさんとジンさんにはニヤッとしながら褒めてくれたけど、その姿が色っぽくて、かっこよくて、思わず顔に熱が集まる。



ベ「千尋？顔が赤いわよ？」ﾆﾔ

『お、お酒のせいです！』

ジ「バイオレットフィズは度数低いはずなんだがな…お前そんなに弱かったか？」ﾆﾔ

『っ〜〜〜///』

ウ「二人共その辺にしないと千尋が可哀想ですぜぃ…」

『…ウォッカさん好き』

ウ「えっ//……あだっ…」

『いてっ…』


かばってくれたウォッカさんに好きって言ったら、ベルモットさんに頭叩かれた…
ちなみにウォッカさんはジンさんにやられてた。
…理不尽だ

そのあとはしばらく沈黙が続く。ちょっと気まずい。
何か話題を！と頭をひねらせるとある1つのことが頭に浮かんだ。前からお願いしようと思っていたことがあるのだ。
皆さんの方を見て私は口を開いた。





『あの！私にも"あだ名"つけてほしいです！』

ベ「あだ名？」

『はい！ベルモットさんもジンさんもウォッカさんも、皆お酒の名前ですよね！私にもお酒の名前つけて下さい！』

ジ「…いいぞ。」

ベ「あら珍しい…」ｸｽｯ

『やったぁ！』

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