ep.44 楽しみ ページ45
安室side
《Hello.今夜空いているかしら?》
ポアロで千尋と話している時だった。携帯が震え、メッセージが表情される。相手はベルモットだった。
今日"仕事"があるとは聞いていない。何の用だろうか。今夜は"公安"の仕事が入っているが…とりあえず要件を聞くことにした。
《どうしてたんですか?珍しいですね。》
《今夜ローズと飲むのよ。貴方会いたがっていたでしょう?》
すぐに返信が来た。…なるほど、そういう事か。
"彼女"に会えるとなると話は別だ。是が非でも行きたい。もし仕事が終わらなかったら少し他のヤツにでも回せばなんとかなるだろう。…ちょうどココに1人、部下がいることだしな。
俺はそう考えながら再度文字を打つ。
《わかりました。楽しみにしていますね。》
ガタッ
『ごちそうさまでした!』
梓「あれ、もう帰っちゃうの?」
美「珍しいですね、先輩が食べ終わってすぐ帰るなんて。」
返事を送信して、スマホをポケットにしまった時だった。千尋が少し頬を緩ませながら席を立つ。…どうやら帰るようだ。
『買い物しなきゃいけないのすっかり忘れてて!あと、報告書溜まってるんで…』
美「公安ってやっぱり大変なんですね…」
『そーそー、上司もねぇ…あ、。』
安「上司がどうかされたんですか?」
美華さんの発言に"上司がー…"と付け加えようとする千尋。まぁどうせ俺のことだろうが、"文句でもあるのか"と言う意味を込めてその言葉の先を問う。
『あ、いや、そのウチの上司イケメンで!!』
安「へぇ…」ニヤ
『っ…!!//』
梓「千尋ちゃん顔赤いわよ?大丈夫?」
『えぁ?!あ、大丈夫です!何でもないです!し、失礼しますね!さよなら!』
カランカラン
すると千尋は"やってしまった…"という表情でなんとか誤魔化そうとする。しかし、本人の目の前で褒めるのはどうかと思う。…まぁ"イケメン"と言われて気分はいいが…
その発言にニヤリと笑って見せるとまた"やってしまった"顔をする。梓さんが赤面を指摘すると、彼女はお代を置いて逃げるように店を出ていった。
美「変なの…」
梓「どうしちゃったのかしらね千尋ちゃん。」
安「まぁでも、いつも元気なのは何よりですね!」ハハッ
カウンターに置かれたお金をレジに持っていきながら2人と会話する。
俺は中々ピュアが治らない部下に笑みをこぼしつつ、今夜の飲み会を楽しみに思うのだった。
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りんねむ(プロフ) - 空白@吹部@Tp@不定期浮上さん» そうだったんですね!誤解が解けてよかったです!こちらも全然きにしていないので、どうかお気になさらないで下さいね!応援ありがとうございます!これからも楽しんで頂けるように頑張ります!(^^)/ (2020年4月14日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - りんねむさん» けしてアンチとか冷やかしとかではなく私の知識不足なので…!100%私に非があるので気にしないで下さい!お騒がせしました…! (2020年4月14日 23時) (レス) id: 15a6a51f8f (このIDを非表示/違反報告)
空白@吹部@Tp@不定期浮上(プロフ) - りんねむさん» こちらこそすいません!お恥ずかしい…他の小説と混ざって勘違いしてました…!更新頑張って下さい!応援してます! (2020年4月14日 23時) (レス) id: 15a6a51f8f (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 空白@吹部@Tp@不定期浮上さん» vol.2以降では、設定の次にある"相関文"で明記してありますので!長い返信になってしまってすみません! (2020年4月14日 22時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - 空白@吹部@Tp@不定期浮上さん» 作者の都合で、わかりにくい表記となってしまいすみません。ですが私自身、彼らの設定をきちんと把握しているつもりなので、これからはもう少し気をつけて執筆をしていきたいと思います。ご指摘ありがとうございました。これからも本作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年4月14日 22時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんねむ | 作成日時:2019年8月6日 13時