トリプルフェイスのご寵愛【名探偵コナン】

ep.29　腹の虫 ページ30

でもコナンくんだし、他の人はFBIだから言っても大丈夫かな？嘘つくのは良くないよね。
そう思った私は訂正しようと口を開く。


『あー、あのねコナンくん。まだ言ってなかったんだけど私部署移動したの。交通部から公安部に。』

コ「え…？」


私が"公安部"と言った時だった。4人全員がピクッと体を揺らす。


『…どうかしました？』

赤「いや、なんでもない。公安とは、君も優秀なんだな。」

『そんな！私なんて全然ですよ、たまたまです！』


私が恐る恐る聞いてみると赤井さんが答えてくれる。君"も"って、公安に誰か知り合いでもいるのかな…？でもまぁそんなことどーでもいっか！たぶん言葉のあやってやつだね。


赤「公安は大変だろう？」

『そうでもないですよ！あ、でも上司がちょっと…』


アイスコーヒーを頼んだところで赤井さんが口を開く。
仕事は確かに大変だ。でもそれ以上に上司がね。ハニトラ仕掛けてくる上司とか、もうそれパワハラだよね。


赤「ほぅ…どんな上司なんだ？」

『んーなんか色々ハイスペック？
イケメンでスタイル良くて強くて頭よくて料理上手くて、ドSで無茶言うところ以外は完璧だと思いますよ！』

コ「随分褒めるんだね…」

『褒めるだなんてとんでもない！あの人やばいんだからね！私と風見さんがどれだけ神経使ってることか！』


コナンくんと赤井さんに熱弁する私。
何故か2人がケラケラ笑ってたけど、そんなに面白かったかな？首をかしげながら届いたコーヒーを飲む。その時…

ぐぅぅぅぅ…


『………』

赤「今のは君か？」

ジョ「お腹、空いているの？」

『……はい//』

コ「夜ご飯食べてないの？」

『昴さんにカレー貰おうと思ったらいなかったんだもん…！』

キャ「何か頼みますか？」

『あ、カルボナーラお願いします！』


私のお腹が盛大に鳴る。
赤井さんとジョディさんは笑いながら、コナンくんは半笑いで、キャメルさんは優しく聞いてくる。…めっちゃ恥ずかしい

報告書始めるとご飯でさえめんどくさいんだよね。てゆうか昴さんどこいったのよ。いつも作りすぎてるから貰えるかな？って思って新一の家行ったんだけどいなかったんだよね。


赤「…昴さん？」

『あ、私の家のお隣さんなんですけどね。東都大学の大学院生なんです。昴さんもイケメンなんですよ！』

赤「ほぅ…その昴さんと言う人は君にとってどんな人なんだ？」


店員さんに注文をしたところで赤井さんが昴さんに食いついてきた。…何でかはわからんけど

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