トリプルフェイスのご寵愛【名探偵コナン】

ep.6　大人のジュース ページ7

千尋side


『あー疲れた！！』


家に帰り、ベットにダイブする。
今日は久しぶりに腕がなる展開だったが、その分報告書が面倒くさかった。
ので、結構疲れた。

そこで私は思った。
飲みたい…と。
そう、今、飲みたい気分になったのだ。
飲むってあれね？お酒。大人のジュース。



思い立ったが吉日！
そう思い、私はラフ、それでいて少し大人っぽい服に着替えてある場所へと向かった。

今日も誰か(・・)いるかな？






カランカラン


「いらっしゃい」

『マスターこんばんは』


ポアロより少し低めのベルの音を鳴らして店の扉を開ける。
中に入ると白髪が似合うここのマスターが出迎えてくれた。



「奥に居るよ」

『っ！！ありがとうございます！』



マスターは私の考えていることなんてお見通しだよという顔で、私の知りたかった情報をくれた。
マスターに一礼してから店の奥へと足を進める。
そして1つの個室の前で立ち止まり、深呼吸をする。

やっぱり緊張するな…
だって私の数少ない飲み仲間だからね！



コンコン


「誰？」

『千尋です！今日もご一緒させてほしいのですが！』

「あら、貴方ね。いいわよ。入りなさい？」



ドアを叩くと中から綺麗な声が。
私だと伝えるとふっと笑ったあとでまた声がする。
入ってもいいと言うことだったので、失礼します。と言って扉を開けた。



『こんばんはベルモットさん！ってあれ、今夜はお一人ですか？』

ベ「こんばんは千尋。もう時期ジンとウォッカが来るわよ。」

『ジンさんとウォッカさん！今夜も楽しくなりそうですね！』

ベ「そうね。うふふ」



この綺麗な女の人はベルモットさん。私の飲み仲間！
去年初めてこの店に来た時に知り合って、それから仲良くさせてもらっている。

ベルモットさんは色々な事を知っているからいつも勉強をさせてもらっているのだ。



ベ「じゃあ、今日はそうね…、バイオレットフィズにしましょうか。」

『バイオレットフィズ！なんかかっこいい！』

ベ「早速カウンターへ行きましょう？」

『はい！』




そんな会話のあとで私達はカウンターへ移動する。
これから何をするのかと言うと、私の"勉強会"。
私はベルモットさんやジンさんに、カクテルの作り方やカクテル言葉を教えてもらっている。
今夜のお題は"バイオレットフィズ"だ。

カウンターに入り、マスターの隣、向かいにはベルモットさんがいる状態で腕まくりをする。
さぁ、カクテル作り開始だ！

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