第2話 就職活動 ページ3
『ご主人！ここで働かせて下さい！！』
私はお金を得るため、ご主人にこの酒場で働かせてくれと頭を下げる。
酒「んー…別にここで働いてくれるのは構わねぇんだが…。その…ウチはあんまり給料出してやれねぇぞ…？ウチも余裕なくてな…。」
金がいるんだろ？と頭を書きながら申し訳なさそうに言うご主人。
『……それでも構いません！少しでもお金がほしいんです。お願いします！！』
給料が少なかろうがそれはしょうがない。
少しでも多くお金が必要なのだ。旅を再開するために。私の"夢"を叶えるために！
私はもう一度頭を下げる。
酒「そこまで言われちゃ断われねぇな！よしわかった！お嬢ちゃんのために俺もひと肌脱ごうじゃねぇか。探してやるよ、給料のいい職場。それが見つかるまでウチで面倒見てやるよ！」
グッと親指をたてて素敵な笑顔でそう言うご主人。なんていい人なんだ！
それから私は自己紹介をして、酒場で働くことになった。
ことが進んだのは昨日の夜の話。
私は朝からお酒を運んでいた。
夜、11時ぐらいだろうか、騒がしい店内に一本のでんでんむしが入った。
なんでも、今夜高いお酒を予約していたお客様がお仕事で来れなくなったとか。
そのお客様はご主人と仲が良いらしく話も弾んでいた。
そしてご主人が思い出した様に話をきりだす。
酒「そういや、カクさん！司法の塔で給仕の募集とかしてないかい？今ウチに金が必要で働きたいと言ってる女の子が1人いるんだ。……え、いい？ほんとか？おぉ、そりゃ良かった！ありがとな！…あぁ、わかった。よろしくな！じゃ、また！」ｶﾞﾁｬ
でんでんむしを置いたご主人は私を呼ぶ。
酒「千尋ちゃーん！！いいニュースだ！新しい職場見つかったぞー！！」
私はこっそり盗み聞きをしていたのがバレないように、あたかも今急いで来ました感を出しながらご主人のところまで行く。
『ほ、本当ですかご主人！』
酒「あぁ！今知り合いから連絡があってな。島の真ん中に大きな塔があるだろう。司法の塔と言ってな。そこで給仕を募集しているそうだ。少なくともここよりは給料いいはずだよ。明日の朝迎えが来る。今日のお仕事はもうおしまいで良いから、明日に備えて早く寝な！！」
そう言って私の肩に手を置くご主人。本当にいい人だ！
『〜〜っ！はい！ありがとうございます！！』
そして私は借りている部屋に行き、眠りについたのだった。
第3話 そして今に至る…。→←第1話 いきなりピンチです…！
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りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
