第17話 面白いじゃねぇか。 ページ19
ジャブラside
今日は下っ端の役人どもに稽古をつけてくれと前々から頼まれてたんで、朝から訓練場へ。
稽古をつけるのはいいんだが、こいつらすげぇ弱い。本当につまらない。
俺は少し面倒くさくなって、一気に全員をのしてしまった。
……まだ暴れたりねぇ…。
そんなときだった。
ジャ「！！！」
いきなり誰かが俺に殴りかかってきた。
良く見ると女だった。
俺はそいつの攻撃をとっさにガードするが、続いて蹴りもくる。
パンチはガード出来たが、蹴りはガードしきれなかった。
鉄塊でもすりゃ良かったな…。
俺はうっとうなり、少し後ずさる。
まぁ、鉄塊をしなくとも効きはしないが。
俺は殴りかかってきた女を睨みつけ怒鳴る。
すると女は俺の戦っていた姿をかっこいいだとか言う。
……照れるだ狼牙！！
そんでもって修行してくれなんて言ってくる。
なんだこいつ。変人か。
名前を聞けば最近新しく入ってきて、笑顔が天使レベルだとかなんだのと噂の給仕じゃねぇか。
まぁ、確かにあの笑顔はやばかったが…。
そいつはCP9を知っていた。
ほとんどの女は俺がそこに属していることを知ると怯えるか媚びを売ってくるかのどちらかだ。こいつもきっとそうだろう。
『とっても強くて、とってもかっこいいって有名です！』
ほらな。やっぱり……
『……そんなジャブラさんにこんなことをお願いするのは大変おこがましいのですが…、お願いです！修行をつけて下さい！！』
ジャ「？！？！！」
千尋の言葉は俺の予想を大きく上回った。
どちらでもないだと…？！
そして彼女の必死に頼む姿をみて、俺は彼女に興味がわいた。
ジャ「…お前はなんで強くなりてぇんだ。…お前は給仕だ狼牙。」
俺がそう聞くと、
『私、世界を旅するのが夢なんです。そのためには強くならないと。グランドラインを旅するのは容易ではないですから。』
俺の目を真っ直ぐ見て答える千尋。
…面白いじゃねぇか。
さっきの攻撃を見た限りではセンスは悪くないだろう。
そこらへんにいる役人より全然楽しめそうだ。
俺はニヤッとして千尋にこう言う。
ジャ「…いいぜ。ならお前の実力を見せてみな。俺が満足したらお前に修行をつけてやる。」
すると千尋は首をかしげて、
『つまり…？』
と聞いて来る。
……可愛いなおい。
ジャ「つまり、ちょっとした採用試験だ！」
こうして、俺は千尋と一戦やることになったのだ。
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りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
