第12話 騒がしい食堂 ページ13
私がここで働き始めてからしばらくたったある日、この日の食堂はいつも以上に騒がしかった。
食堂がやけに騒がしくなったのはお昼、ある3人組が入ってきてからだった。
「腹が〜、あ、減っ〜た〜〜」
「お腹空いたのだー。チャパパー」
「……そうだな。」
なんかやけにしゃべるのが遅い人と、お口がチャックの人、あと髪型が牛みたいな人。
お、大きい…。
「キャー！CP9の方達だわ！」
「こんなところでお会い出来るとは！」
その3人が食堂へ入ってくるなり、給仕の子達はキャーキャー言うし、食べに来てる役人さん達も若干興奮気味。
一体誰なんだ、あの人達は…！
CP9って前にも言ってたけど…？
ギャ「千尋、あの人達が誰だかわかっていないみたいね。」
私が1人で考えているとギャサリンさんが声をかけてきた。
え、なんでわかったの？
も、もしかして……エスパー？！
ギャ「顔に出てるわよ。今エスパーとか思ってたでしょ。バレバレ。」
うふふ、と笑いながらギャサリンさんは言う。
そうですか、バレバレでしたか。
ギャ「CP9っていうのはね、サイファーポールNo.9の略でね、世界政府直下の諜報機関よ。私も詳しいことは知らないんだけどね。あ、ちなみにカクさんもそこで働いているのよ。」
みんなとっても強くてかっこいいの、とうっとり話すギャサリンさん。
あの中にルッチさんって人がいるのかな？
ギャサリンさんの推しだったよね、確か。
『あの中にルッチさんって人はいるんですか？』
ギャ「いいえ、いないわ。あそこにいるのはね、あの髪の長い人がクマドリさん。口がチャックなのがフクロウさん。一番大きな人がブルーノさんよ。」
ほー。クマドリさん、フクロウさん、ブルーノさん！
よし、覚えた！
「ねぇ、あんた行きなさいよ。」
「無理よ！あなたが行ってきなさいよ。」
そんな時、近くから給仕の子が何かもめている声が聞こえた。
『？どうしたのかな？』
ギャ「あー、また誰がお冷を持って行くかでもめてるのね。CP9の方が来るといつもこうなのよ。皆恥ずかしいって言って。ハァ…、仕方ないわね。私はここを離れられないし、千尋にお願いしてもいいかしら？ついでに注文も聞いてきてくれる？」
困り顔で言うギャサリンさん。
『わかりました！』
じゃ、行ってきまーすと言ってお冷を持ち、その3人のところへ向かう私。
ていうか、なんで皆恥ずかしいのかな？
キャーキャー言うほど好きならお話するいいチャンスなんだから行けばいいのに！
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りんねむ(プロフ) - ぴのさん» すみません。ルールをよく把握していませんでした。今後はルール違反をしない様、今まで以上に注意を払って執筆をしていきたいと思います。この度はご指摘のコメントをして頂き、本当にありがとうございました。 (2019年5月26日 13時) (
レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 歌詞の引用は禁止されていますよ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - こんるりさん» コメントありがとうございます！そしてこの作品を読んで下さりありがとうございます。私も獣の奏者好きなんです！！これからも楽しんで頂けるように頑張ります(*^^*) (2019年3月10日 23時) (レス) id: 529938dd30 (このIDを非表示/違反報告)
こんるり(プロフ) - まだ読み途中ですが、コメント失礼します。雫私大好きなんですよ！ハープ弾きながらとか、獣の奏者のエリンを思い出しました！これからも頑張ってください！応援しています！！ (2019年3月10日 13時) (レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
りんねむ(プロフ) - リーラさん» 私も好きだったんです！ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: 4808652658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんねむ | 作成日時：2018年7月30日 16時
