【ワンピース】旅人は愛されガール【逆ハー】

第26話　明るい夜に響く天使の歌声 ページ29

『あの曲にしようかな。私の原点にもなった曲。久々に歌うなぁ…。』



ハープをポロロンと鳴らしてつぶやく。
幼い頃に、心を落ち着かせる時に歌うといいよって教えてもらった曲の1つ。


スゥーっと深呼吸をしていざ演奏スタート！







『〜♪』
　






『あぁースッキリした！』




歌い終わった私は柵の上に立ち、大きく息を吸い込む。




この歌の音程凄く落ち着くんだよね！
今夜はよく眠れそう！




『あの頃は毎日歌ってたなぁ…。
久しぶりに歌うとやっぱり気持ちいいな！』





さ、明日も朝早い(←予定)だから、早く寝よう！









「…なんて切ない音にじゃろうか…。」






偶然千尋の部屋の前を通ったカク。


耳に届いた美しいハープの音色と、透き通る様な歌声は、心の中の黒いものが全て浄化される様な気持ちになった。





カ「…まるでわしの心を表しているかの様な歌詞じゃのぅ。
いや、わしら、か…」






カクの他にも彼女の歌声を聞いたものはいた。





ジャ「あいつの歌声…。なんでかな、すっげぇ気持ちが楽になった…。」


ル「なんだこの気持ちは…。」


カ「私が絶対あの子を守る…。」


フ「綺麗な歌声だったのだ。チャパパー」


ク「心がぁ〜、あ、癒やされるぅ〜！」


ブ「あの子にどんな過去があったのだろうか…。」

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