今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:8,972 hit
小｜中｜大
13 ページ13
いや、なる訳ない。普通に考えて。だが、相手はあのフロイド先輩。常識が通用するような一人ではない。
「え、遠慮しときます…。」
機嫌をそこねないように丁寧に断る。
もちろん、そんなことが容認されることはなく、
「は？俺の誘い掛け断るワケ？稚魚の分際で？」
空気が重くなる。こんなの私に耐えられるはずない。
「あっ、え、いや…あの…。」
やっぱりハッキリ言えない。
「ね？いいよね？」
そんな黒い笑顔でいわれたら断ればなんて言われるか…。本当に気の弱いやつだな私。言い返すことが怖くて出来ない。
「は、はい…。」
まさかのGOサインを出してしまった。
流されやすすぎ、と自分でも思う
やったー、なんて喜んでいる先輩を見てこれから何をされるのだろうかと不安になる。
「これからよろしくねぇ？稚魚ちゃん。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りん | 作成日時：2021年7月25日 16時
