1.出会い ページ1
「A〜?もう髪乾かしたんでしょうね。もうちょっとで11時よ?」
母親のうざったい声が聞こえてくる。
「まだですー。」
ほんとにまだ乾かしてないからそう答える。
けど、流石に乾かさなきゃ怒られるから、そそくさと洗面所兼脱衣所に向かった。
言い忘れてたけど、私は中二の日壁A。ひかべって書いて、くさかべ。
割りと珍しい苗字だ。
コンセントにプラグを刺して、ドライヤーのスイッチをonにする。
古めのドライヤーだからうるさい。そのうるささを利用して母親への不平不満をこぼす。
「まったくいつもいつも命令ばっかでさ。こっちにだって計画があってやってないことの方が多いっての…。あんなやつ、何かしらがとり憑いちゃえばいいんだ。
あ。」
とり憑くで思い出したが、今度クラスの皆で百物語やろうとか言ってたんだった。
何を話そうかな。
そうだ!自分で何か作ろうっと。
「視線を感じたら、鏡には映ってなくとも、背後に女性の幽霊が居るとか?」
…なーんて、ある訳ないない＿
「あるわけがな…うわぁぁぁあああ!?!?」
恐る恐る後ろを見たらそこには、髪だけ異様に黒く濡れており、他はこれまた異様に真っ白で左前になった着物を着て、おまけにスネより下が透けている女性。
そう、まさしく
「ゆゆゆゆゆうれっ、幽霊ぃぃぃいい!?こ、こっちこないで…いやぁぁああ!!ごめごめんなさい!!!!!!!!」
中学生にあるまじきなみっともない声を出しながら、その幽霊をとりあえずボコりまくる。
一応、父親から護身術等を教わっているため、急所などは心得ている。
…いや、幽霊に当たんのか？
でも、考えるより先に
「うあぁあああああ!!当たりやがれぇぇええ!」
とりあえず当てようと努力する。
「どっか行けぇぇえええええ!!!!!」
「痛、痛い!?くっそ痛え…ちょ、まじやめて!?!?痛いからね!?うっ、ちょ待っ…」
ちょっと待てだとぉ？
驚かしといてそれは＿
え?
幽霊が喋って…
「ひぎゃああああああああああっ!!!なんであんたが喋ってんの!?何してんの!?」
驚きすぎてついボコるのを止めるとソイツは
「あ、やっと話聴いてもらえます⁇」
と聞いてきた。
は?
「…聴かんよ!?その前に離れて!?ジャージ引っ張んないで!?」
「だって話聴こうとなさらないんで…」
さっきの乱暴な口調はどこ行ったんだ。
でもそんなことはどうだっていい。
離してもらうために、とりあえず話を聴こう。
ラッキーアイテム
ぬらりひょん
ラッキー肝試し場所
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ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます!今ちょうどテストなので、明日の夜中から明後日にかけてぐわっと更新します。これからもよろしくです!! (2014年10月9日 14時) (
レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - おもしろかったデス。更新待ってます。頑張って下さいね (2014年10月9日 13時) (レス) id: a84825341d (このIDを非表示/違反報告)
ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - 相模さん» ありがとうございます!今日(昨日?)も更新しようと思ったんですが、宿題がまだで…w はい、頑張ります! (2014年8月24日 1時) (レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
相模 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2014年8月23日 23時) (携帯から) (レス) id: a961cee3f2 (このIDを非表示/違反報告)
ふにゅにゃん@ゆい(プロフ) - 水龍さん» おおお面白かったですか!?はい、頑張ります!!!!これからも応援よろしくですm(__)m (2014年8月22日 14時) (レス) id: 89967b37fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふにゅにゃん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Rinlen12271/
作成日時：2014年8月10日 23時
