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「プハー！やっぱ陸の酸素はうめーんだゾ！」
グリム君の意見に大きく頷く。
やっぱり、この地に足がつく感じが落ち着くのです。
若干の吐き気を纏いながら回った館内だったけれど、なかなかに楽しい時間を過ごせた。
アーシェングロット君によるツアーはとても興味を惹かれる物言いばかりだったから飽きずに聞けたのだろう。
改めて彼の頭の良さを感じた。
知識が豊富って凄い。
「昔の人魚はかなり地上の世界を勘違いしていた事が分かって笑えますよね」
「申し訳ないけど、銀の髪すきはフォークにしか見えなかった」
「あれは鉄板ネタだわ」
トラッポラ君達が話してた展示物を教えてもらったのだけれど、少しだけ思考が停止した。
明らかにフォークの見た目をしているのに��髪すき��という札が飾られているんだもん。
驚きのあまり二度見してしまったのだ。
「先輩があれはフォークだってずーっと言ってるからまじ笑い止まらなかった」
「どこからどう見ても髪すきには見えなくて」
だって痛いよ、頭皮に当たったら絶対痛いやつだよ。
「楽しんでいただけたようで何よりです」
「Aも楽しかったでしょ？」
「うん、とっても」
嘘を吐く理由も無いので素直に答えた。
すると彼は可愛らしい顔で笑う。
初めて見たその表情に、私まで笑顔になってしまった。
「Aさん、折角ですからこの機に違う所にも行ってみませんか？今度は僕が案内致しますよ」
「え、と、あの」
いきなり詰め寄られ吃驚した。
何回も言って申し訳ないとは思うんだけどさ、その身長で迫られると圧が凄いんだよね。
「急にどうしたの？」
「フロイドだけ狡いとは思いませんか？」
「何が？」
質問で返され軽く混乱している。
悉く私の問いを流したがるのは何故でしょうか。
「そんな事より、そろそろ『モストロ・ラウンジ』の開店時間です。お茶を一杯いかがです？」
長い間、慣れない環境に居た私達の疲れを労った提案をしてくれたアーシェングロット君。
この状況も加味してくれていたりして。
まあそんな事ある筈も無いけど。
喜ぶグリム君の頭を撫でながら、ほっと肩を撫で下ろした。
「大盛況だね」
ラウンジに着くと其処は沢山の人で賑わっていた。
例え契約でも他人の能力を奪ったらだめだと怒られたらしく、今後からはポイント制度にしたらしい。
凄まじい対策の早さに感心してしまう。
「どっちも懲りないな〜」
そう嘆くユウ君に、大きく頷いた。
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りん(プロフ) - ふわなさん» ありがとうございま😭劇遅亀更新野郎ですが、頑張ります！！！！ (2021年11月16日 21時) (
レス) id: 0e75b6d63c (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - とっても面白い作品ですねヾ(≧▽≦*)o更新楽しみにしております！ (2021年11月16日 13時) (レス) @page34 id: 7054f2498a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！！！！わかりにくかったかなーと思ってたので、嫉妬してるところ伝わって嬉しいです😂 (2021年11月13日 20時) (レス) id: 0e75b6d63c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 更新楽しみに待ってます(●´▽`●)リドルくんの嫉妬とか可愛いです(●´▽`●) (2021年11月12日 22時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 花束さん» ああああああ！お返事遅くなって申し訳ないです！ありがとうございます😭😭そう言ってもらえて凄く嬉しいです！更新、暫しお待ちを！！ (2021年10月15日 21時) (レス) id: 35357c875d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2021年7月15日 18時
