抜け殻への思い (ページ4)

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Ｎｏ．2 ページ4

姉「気を付けて行くのよ｡最近物騒だからね!」
A「分かったってば､もう…行ってきます」
姉「行ってらっしゃい!!」
Aは散歩に出掛けた｡いつもの気分転換だ｡
A「今日は森の方に行ってみようかな」
森の緑色は心の癒しになるとかないとか｡しかも例の殺人鬼が出るとの噂だ｡つい一昨日､2件隣の老人夫婦が殺されたのだ｡口を耳まで裂かれて｡

森の入口に着いた｡いつもより緑が濃い気がする｡
A「なんか不思議……」
???「君､どうしたの？」
………!!!!!驚いて振り向くと､1人の青年がいた｡
A「あっ…えっと…」
???「……迷子さんかな？大丈夫だよ」
青年は優しくAに語りかけてきた
170cmぐらいの青年はすらっとした体型で､綺麗な金髪に鮮血のような赤い目をしていた｡
A「はい…迷子さんです」
青年の美しさに思わず嘘をついた｡
???「ハハ､自分で迷子さんなんて言う人､初めて見た」
A「そ…そうかな？…えへへ……!?」
急に青年に手を握られ､軽く引っ張られた｡
???「迷子さんなら早く家に入れないと､最近は怖い人がうじゃうじゃいるからね｡こっちだよ!」
そしてAは青年の思うがままに森の中へ連れて行かれた