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2.再会 ページ8
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そして今現在。6年前の話が鮮明に思い出せる。
『元気だった?』
「うん。Aは?」
『元気だよ』
恋が恋じゃなくなってから、どれだけ経っただろう。
あの時にはもう、会わないって決めていたはず。
遠距離になって、北斗との恋を勝手に諦めて。それ以来、もう誰かに恋をしていない。
『仕事もうすぐ終わるから…このあと時間あったりする?』
「いいよ」
もうすぐで閉店の時間。店内の都会を見るふりをして、顔を逸らす。久しぶりすぎて、「この後時間ある?」と言ったものの何を話せば良いのかわからない。
気まずいっていうわけじゃないの。それは絶対違う。
聞きたいことがありすぎて___
「じゃあ、外で待ってるね?」
『うん。ありがとう。すぐ支度してくる!』
支度している時のことは、バイト先の同期と何か話したけど何も覚えてない。
『すみません、お先に失礼します。』
バイト先の人「はーい。おつかれさまでした」
とにかくずっと頭の中に北斗がいた。
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作者名:Y | 作成日時:2022年12月5日 17時