Curtain call. 〈Hokuto.M〉 (ページ44)

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おまけページ44

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その後。北斗と正式に交際を始めてから１ヶ月が経った頃だ。

家に遊びに行くと、いつぶりかの高地がソファーに座っていた。

高「A！」
北「お、きたか」
　『なになに、どうしたの？』
北「高地がAに会いたいっていうから。」

昔から変わってない笑顔とスタイルの良さ。高地だ、完全に高地。

北「会わせたくなかったけど、会いたいってしつこくて。…というか、こーち！知り合いだって最初から言ってくれればいいのに」
高「だって、久しぶりだったんだもん！北斗嫉妬してたんだよな？」
北「高地、一回黙れる？」

テンポの良い会話で、思わず笑ってしまう。北斗嫉妬してたんだ。

荷物を置いて高地の隣に座る。すると北斗は何を思ったのか、慌てる様子で私に抱きついてきた

　『えっ！？ちょ、北斗…？』
高「うわ〜、北斗ガンガン行くねぇ。大丈夫だって、Aには北斗しかいないってこと分かってるから」
　『…そう、だけど。高地、そう言うとこ変わったよね』
高「あはっ！北斗といるからかな」
北「…だから会わせたくなかったって言ったの」
　『ごめん、北斗。私には北斗しか見えてないから』
北「ん。俺もAしか見えてないから」
高「…ねぇ、何見せられてんの」

ぺしんと弱く高地の頭をたたく北斗。抱きついたまんまだからちょっと苦しいけど、今くらいならいいよね。

高「よかったわ、こうなって。なんか変な感じ！昔の同級生と今の仕事仲間がカップルとか」
　『あはは！高地にとってはそうかもね。』

そう言うと、また北斗は嫉妬したのか、一旦緩めた腕をまたきゅっとする。

楽しそうな私に、ちょっとだけ嫉妬しちゃう北斗くんでした。