Curtain call. 〈Hokuto.M〉 (ページ2)

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１．Six years ago ページ2

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北斗と出会ったのは、高校3年生の春。昼休み。

真っ青な空に暖かい風が吹く屋上に、1人で居た時。

「…なにしてんの？」
『ん？あぁ、北斗か。久しぶりだね』

隣に座って、同じ空を見上げる。
去年同じクラスだった、松村北斗。ただの去年のクラスメイト。

校内で人気者だった北斗は、告白された回数も多い。
モテなかった私は、北斗と隣に並べる程の顔もないけど。

「そんなに久しぶりじゃないけどね」
『今年クラス別れちゃったよね。北斗はＡ組でもモテるんだろうな〜』
「いやいや。俺のクラス樹いるから！」
『あの爆モテじゅったん？私同じクラスなったことない！いいな〜！羨ましい！』
「羨ましいんだ？」

会話が弾むかな〜くらいの仲。だからといって彼氏ではない。断じて無い。だとしたらライバル大量発生だから！

『北斗も何しにきたの？』
「ん？Aいるかな〜って」
『どういう意味よ笑』
「さぁ？どういう意味だろうね」

こうやってすぐ期待させるようなことがホイホイ出てくる。私だって、ちょっと期待した。これが無意識なのってほんと…。

『あ、そういえば告白された？』
「なんでよ笑まだ初日だけどね」
『へえ、されたんだ。さすが』

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