Curtain call. 〈Hokuto.M〉 (ページ20)

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それから北斗もお風呂に入り、もう寝る時間。日付も変わりそうな時間帯になっている。

「俺ソファで寝ちゃうから、Aベッドの方行っていいよ」
『いやいや！北斗がベッドで寝る方が…』
「いいの。俺ソファで寝落ちすること多いし」
『そうなの？』
「うん。次の日仕事が無い日はいっつも笑」

そういうところは高校生の時と変わらない。余裕がある時は本当に余裕の言動を見せる。

「いいよ、布団入って」
『…ありがとう。じゃあお言葉に甘えて…』

リビングからはそう遠く無い場所。扉もなかったから、寝相悪いのバレちゃいそう…。今更そんなこと考えても遅いけどね。

「おやすみ」
『おやすみなさい』

優しい表情でこちらを見つめる北斗。同棲か、ってつっこみたくなる。

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(北斗side)

ベッドルームの消灯をしてから数分後、明日の着替えや準備をし始める。

明日は砂浜に行こうと思っている。天気も晴れだし、11月にしては珍しく暖かい日…なにより、Aが好きな場所。

寝れたかな、って足音を静めてAのもとへ行く。
暗いけどよくみえる、寝顔。

『…かわいい』

えっ、って口元を抑える。声に出てくるとは思ってなかったから。
好きが溢れ出してしまったその流れで、優しく頭を撫でてみる。Aにバレてないことを祈るしかない。

その後、自分も就寝した。

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