ヴァレンタインだぜ！！！！！！！！ ページ49
Aが怒鳴った。初めて見た。
貴「私は！！！亜蓮君が転校してきた時からずっと好きで！！！ずっとそばに居た！！！この学校で1番の亜蓮君の古参だよ！！！なのに！！！ぽっと出のにわかが図々しく私の彼氏だぁ！？！ふざけんな！！！私の方がずっとずっと好きなんだよ！！！」
窪「A…。」
句「な…なによぉ…私の方が…好きだもん…。」
貴「てめぇまだそんな事言うか…その口二度と使えねぇようにしてや」
窪「A！！」
我慢出来ずにAを抱き締める。
なんだよ…ずっと前からAは俺の事好きでいてくれたんじゃねぇか…なのに俺が言わないから好きだって言わせちまった。
窪「すまねぇ…俺が度胸がないばっかりに好きだってAに言わせちまった。」
貴「亜蓮君…。」
窪「俺からちゃんと言わせてくれ。A…好きだ。俺と付き合ってくれ。」
貴「…！っうん！！」
今まで見た事ねぇくらい幸せそうなAの顔を見て思わず抱きしめたくなったがさっきのアマゾネスの存在を思い出し振り返る。
窪「ってな訳だ。悪ぃがお前とは付き合えねぇ。」
句「そんな…これは夢よー！！！」
そう言うと句蓋はドスドスと音を立てながら帰っていった。
窪「さて、邪魔もんはいなくなったな。前に…そのくみこからラブレター貰った時に見たから分かるだろうけどよ…俺は付き合ったら結婚するもんだと思ってる。俺と…結婚してくれるか？」
貴「もちろんだよ。」
窪「へへっ嬉しいぜ。じゃあ…末永く宜しくな？A。」
貴「こちらこそ不束者ですがよろしくお願いします。」
にへ、と柔らかく笑うAを見て少し先の未来を想像した。
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作者名：しば。 | 作成日時：2018年12月1日 21時
