さまふぇす2 ページ34
そして夏祭り当日。
タンスから出した浴衣を久留美さんに着付けを手伝ってもらいながら着た。
貴「どう？くーちゃん？」
楠[とても似合っているぞ。さらわれないか心配だ。]
貴「髪の毛は〜くくって〜ここをこうして〜ああして〜完成っ！」
楠[…本当にさらわれないか心配になってきた。やっぱり行くのやめないか？]
貴「もー過保護過ぎだって！私こう見えて強いんだからね？」
楠[わかっているが…なにか胸騒ぎがする…]
くーちゃんはあぁ言ってるけど1度も胸騒ぎが当たったことがないし、くーちゃんと亜蓮君いるんだもん！大丈夫だよ！
貴「お待たせー！」
海「おぅふ！A！」
貴「ごめんね！着付けで遅くなっちゃった！」
燃「おぅふ…大丈夫だぜ親友。全然待ってねぇからよ。」
貴「そっか！良かった！」
窪「…。」
窪(おぅっふ！？Aってこんなに可愛かったか！？まるで天使のようじゃねぇか…)
海「Aも浴衣か〜似合ってるぜ！」
窪「…っ！」
窪(クソッAに見とれているあまりに出遅れた！)
貴「えへへありがとう！瞬君も浴衣なんだね！」
海「あぁ。祭り行くって言ったら出してくれたんだ。」
貴「そうなんだ！似合ってるよ！」
海「そ…そうか？なら着たかいがあったな…」
燃「お？チビと親友付き合ってるみてーだな。」
海「はっ！？おまっ…馬鹿なこと言うなよ！」
貴「きゃ〜っ！恥ずかし〜！やめてよ燃堂君〜！」
窪「！？」
窪(なんでAも恥ずかしがってんだよ！？やっぱ瞬のこと…)
楠[いつまで茶番をしてるんだ。祭りに行くんじゃなかったのか？]
貴「あ、そうだったね！」
楠(全く…窪谷須が可哀想だろう。)
貴(え？なんで亜蓮君が？)
楠(はぁ…もう少しあいつのことを考えてやれ。)
燃「お？焼きそば売ってるじゃねぇか。相棒買いに行こうぜー。」
楠[嫌だ。]
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作者名：しば。 | 作成日時：2018年12月1日 21時
