恋って言われてなくても愛に行っていいですか？ (ページ29)

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地べたに向かい合って座る。

Aちゃんは何を言うんだろう？

もしかして、絶交とか…！？

『あのね、スングァナ。』

SG「うん…」

『私がなんであの時話しかけたか知ってる？』

SG「…どうして？」

『スングァンに一目惚れしたからなの』

SG「え？」

Aちゃんが？僕に？

じゃああの男の人は？

『私がソウルに来たのはスングァンに会いたかったから。』

『私、スングァンのことが好き』

え

え

Aちゃん、僕のこと好きだったの？

じゃあ両思いってこと？

僕がAちゃんに一目惚れしただけじゃなくて、

Aちゃんも僕に一目惚れしてたの？

夢みたい。

でも、ほんとなの？

『ほんとだよ』

声に出てたみたい…

SG「僕、今日Aちゃんが背の高い男の人と歩いてるの見ちゃったんだけど…」

『…それうちのオッパじゃない？』

SG「え、」

『ちょっと待って…ほら、この人じゃない？』

SG「うん、この人…だと思う…」

『それオッパだから、今回一緒に来てるの』

SG「そうなんだー…」

けどやっぱしなんだか信じれなくて。

嘘なわけないって思ってる自分もいるんだけど。

『スングァナ、どうしたら信じてくれる？』

SG「どうしたら、って言われても…」

その瞬間近づいてきたAちゃんと、

ほっぺに触れる柔らかい感触。

SG「へ…？」

『これが私の気持ち！！！私は、スングァンのことが好きなの！！！』