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「じゃあ先入っとくわね。準備できたら来たらいいから」
そういってお母様は練習室に入っていった
運良く(悪く？)外から中は見えないし、
中から外も(多分)見えない
だから、私が今イジイジしてるのをスングァンに見られないっていう点では嬉しいんだけど、
向こうからも気づかれないんだよな…
SG「うわぁ！！？オンマ！！！？」
という声が中から聞こえる。
紛れもなくスングァンのもの。
わぁ、ほんとに向こうにスングァンがいるんだなぁ…
スングァナ、会いに来たよ！
とか？
スングァナ、ずっと会いたかった！
にする？
あー！！！なんで考えてなかったんだ！！！
標準語で可愛く話さなきゃ
その方が愛嬌あるだろうし…
あれ、会うって何て言うんだっけ
ずーーっと頭の中でグルグル考えてたら、
目の前の扉が開いた
SC「あ、スングァナ」
いや、私スングァンじゃないけど？
よく見てみればこれスンチョルさんじゃね
SG「んー、誰ー！？」
ほらスングァナとか言うからスングァン気づいちゃったじゃん！！！
心の！！！！準備が！！！！！
SC「どうぞ、入ってください」
断れない！！！！
SC「ほら、どうぞ」
『スングァナ、ごめん、来ちゃった…』
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作者名：炭火焼き定食 | 作成日時：2023年2月11日 15時
