16 ページ16
『わたしは、だめなことを、してませ、んか?』
視界がぼやけてくる。
スングァンがアイドルなんて初めて聞いたし、
そんな人に私は連絡先を聞いちゃったんだし
けど、お母様には感謝されてる
なにこれ。
「してないわ。」
「あなたのおかげでスングァンは続けてこれたの」
「責任なんて感じる必要はないわ。」
「本当に感謝してるの。嘘じゃないわよ」
『…ありがとうございます』
「ほら、だから泣かないで」
『ありがとうございます、ありがとうございます…』
「そんなに、スングァニのことが好きだった?」
『え』
スングァンのことは、話も合うしかっこいい人だとは思ってたし、実際一目惚れしたんだし、
待って、一目惚れしてるってことは、
私、スングァンのことが好き
意識したらすぐに顔は赤くなった。
「ふふ、若い子は可愛いわね」
『…』
「ねぇ、こんどの休みに一緒にソウルに行かない?」
『…はい?』
「向こうも結構落ち着いてきたみたいだし、私も会いに行きたいと思ってたのよ」
『いいんですか?』
「将来の娘との旅行なんて誰が嫌なの〜!」
『…親に許可取ってきます』
ん?
ちょっとヤバくね?
314人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:炭火焼き定食 | 作成日時:2023年2月11日 15時