恋って言われてなくても愛に行っていいですか？ (ページ15)

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面食らったような顔をして固まるスングァンのお母様。

そんな変なこと言ったか…？

「練習生って何ですかって、言ったのよね…？」

『はい、練習生ってなんの練習生ですか？』

「スングァンから何も聞いてないの？」

『あー、少し年の離れた男の子と仲良いな〜って思ってました。』

「スングァンはね、事務所の練習生だったの」

『事務所…ってアイドルとかの事務所ですか！？』

「そうよ、こないだデビューしたの」

『え、あ、えーと…』

「その感じ、知らなかったのね」

スングァンはもしかして芸能関係の高校に行ってるのかなって思ってたけど、

ほんとにアイドルになろうとしてるなんて

しかも、デビューしてるって…

私はかなりまずいことをしちゃったんじゃない？

『本当に、申し訳ございませんでした。』

「いいのよ」

「あの子はたった1人で済州からソウルに行ってね」

「いつデビューできるか分からない重圧に耐えてたと思うの」

「あなたと出会って、たくさんお話したんでしょう？」

『…はい。』

「絶対にスングァニの心の支えになったと思うわ」

「ありがとう。」