釜山女子の101回目の告白 2

53回目 ページ6

前言ってた件、明日します

とAが言ったとき、やらかしたと思った。

あいつの言ってる、前言ってた件はなんのことか分からない。

けど、もしかしたら、脱退とかするんじゃないかって。

ヘソンみたいに急にいなくなっちゃうんじゃないかって。

ノジュへの誹謗中傷は少ないわけじゃない。

あいつがそんなのに負けるわけないって知ってるけど、やっぱり心配で。

否定してほしくて言った言葉には、想定外の言葉が返ってきた。


「私がそんなことするやつに見えとんの？」


違う、そんなわけない

お前が作る曲が一番だから、

行かないでくれ。




MG「ヒョンが100%悪いね」

JH「ジフナは正直じゃないからね〜」

WZ「やっぱ俺が悪いよな、」

JH「今からでも遅くないから、仲直りしに行ったら？」

WZ「あいつ脱退とかしない、よね？」

JH「するわけないじゃん、Aそういう子じゃないってジフナが一番知ってるでしょ？」

WZ「うん…」

JH「酷いこと言ってごめん、って言いな。自分の思ってること全部。」

WZ「…うーん」


そうやって3人で話していると、リビングにAが入ってきた。


「これ、目通しといて」


ほぼ投げられるように置かれたファイル。

歌詞のアイデアが浮かんだら、何かしらの紙に書いてその中に入れる。

曲に落とせたら捨てる。

ちょっと交換日記っぽくて好きだったこのやりとり。


WZ「A、」

「…なに？」


仲直りしようと思って呼び止めたのに、

今までに経験したことがないくらい嫌そうな顔をされた。

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