検索窓
今日:16 hit、昨日:84 hit、合計:25,248 hit

52回目 ページ5

ハードな練習を終えて、宿舎に帰ってきた俺達。

今日の練習は死ぬほどきつかった。

というか最近の練習はずっときつかったから、ストレスが溜まっていたんだと思う。


「なぁオッパ、作業部屋そろそろ片付けてや」


作業するための部屋は、俺らの宿舎にも一つある。

Aと俺が共同で使う部屋だ。

後で片付けてようと思っていたのに、

なんて子供じみたことが頭に浮かんで、

疲れている時に言われたら止めれなくなった。


WZ「俺今疲れてんねんけど。ていうか後でやろう思てたし」

「…じゃあ後でやればええやん、なんでわざわざそういうこと言うかな」

WZ「いちいちうるさいなぁ、そもそもここは俺の部屋やろ。俺がファーストプロデューサーやねんから」


そのことがAの地雷だなんて、分かってたはずなのに、


WZ「お前はセカンドプロデューサーやろ」


目の前の子が、みるみるうちに悲しそうな顔になった。

「んなもん分かってるわ」

「メインダンサーにもなれへんし、1位だってなれへんかったし、メインプロデューサーにもなれへんかったし」

「オッパが作った曲の方がええなんて、分かっとるわ」


あいつは、Aはずっと気にしていたんだ。

セカンドプロデューサーってことを。


俺が作った曲の方が良い?

そんなわけないだろ、お前と先輩の曲がどんだけ流行ったと思ってんだ。

そうだ、俺は

相棒の自分よりも先輩との曲の方がウケたことに

嫉妬していたんだ。

53回目→←51回目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
537人がお気に入り
設定タグ:seventeen , セブチ , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:炭火焼き定食 | 作成日時:2024年1月15日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。