65回目 ページ18
SC「じゃあ好きだったの?」
「まぁなんて言うんだろーなー」
SC「練習生の時ほんとお前ら距離近かったからな」
「…オッパは一目惚れしたことある?」
SC「なんだよ藪から棒に」
「私のはそれに近いんじゃないの」
SC「会った時から好きだった的な?」
「あんまり覚えてないんだけどさ、何年前だっけ」
SC「お前が入社した時なら大体7年くらい前じゃね?」
「そっかぁ、そんな経ったんだ」
「自分のタイプっていうかなんていうか」
「イジフンがそれにピッタリだったんだよねー」
SC「それで好きになったんだ?」
「けどなんて言えばいいんだろ、推しへの感情に近かったと思うよ。その時は」
SC「推し?」
「上手く説明できないなぁ」
「カッコイイ―!!キャー!!みたいな」
SC「うーん?」
「付き合いたいって感じじゃなかったかな。そもそも、そういう選択肢なかったし」
「最初の方はそうだったと思うよ。」
SC「最初?」
「私、正直かなりオッパに懐いてたじゃん?」
SC「自覚あったんだㅋ」
「ずっとオッパと一緒にいたから、徐々にそれ以上の気持ちっていうか」
「メンバーはもちろんそうなんだけど、本当に家族みたいな感じなの」
「私のソウルのお兄ちゃんはジフニオッパだから」
「友達以上恋人未満って表現よくあるじゃん?」
SC「なんか聞いたことはある」
「そんな次元じゃない気がする。オッパへの気持ちは」
SC「なるほどね…」
正直こんなに話してくれるとは思ってなかった。
この子もかなり酔ってるんだと思う。
テーブルの上にある空き瓶の数がそれを物語っている。
「…ねえ、」
SC「どした?」
「もし私とオッパが違う世界で出会ってたら、付き合えてたのかなぁ」
537人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:炭火焼き定食 | 作成日時:2024年1月15日 20時