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休憩時間になった。


疲れた。


皆は「椎崎熱〜い」とか「結弦くんと話してこなきゃ!」とか言ってる。


その中で、


「やっぱホワイトリングは感触が違うよねー!」


って声が聞こえた。


そう。実はここ…


前に、オリンピックが行われた会場なのである。


いつか私も…強いスケーターになりたい。


夢の舞台で、滑りたい。




…ふと、結弦を見てみる。


結弦はやっぱリンクの外にいる。


全然滑ってなくない?


ほんとに大丈夫なの?


「結弦……」


「羽生くんがどうかした?」


「わっ……なんだ真弓か」


「いや、ずーーっと羽生くんのこと見つめてるから」


「べ、別にっ…ずっとなんかじゃ…」


「あぁもう!Aったら!見ててイラつくんだよ〜〜」


「え…?」


「早く自分の気持ちに気付きなさい」


真弓は私のほっぺたをグリグリする。


「いひゃい」


「ばーか」


「真弓のほうがばーか」


ほんっと真弓( 私も含む )ってばか。








でも……不思議だな。





真弓がそばにいてくれてるって…ただそれだけで。





私の心はこんなにも安心する。






私の…かけがえのない友達だから。







もし…もし彼女を失ったとしたら…私はどうすればいいのだろう。





.






「………」






なんか、また胸が苦しくなってきた。







結弦のことを考えてる時とは違う、胸の苦しさ。





.







そんなの……嫌だよ







.






「A……





なんで…泣いてるの?」


「えっ」






私の頬は涙で濡れてた。






「あはっ……なんでだろ、わかんない」






辛い。







辛い。






.







今が幸せすぎて……





.






未来が不幸になりそうで……怖い。







.







不安が………………。

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セット - 主人公ちゃんと性格が似てるwww (2014年3月1日 20時) (レス) id: f7df8218cd (このIDを非表示/違反報告)
RinA(プロフ) - ♪ピアノ♪さん» ありがと!(*бωб) (2014年2月24日 16時) (レス) id: e529069e38 (このIDを非表示/違反報告)
♪ピアノ♪(プロフ) - RinAさん» RinAちゃんの神的な実力だよ!続編、これからの展開楽しみにしてるね♪ (2014年2月23日 16時) (レス) id: de1fc73504 (このIDを非表示/違反報告)
RinA(プロフ) - あおいちご♪さん» りょうかいです!(*бωб) (2014年2月23日 12時) (レス) id: e529069e38 (このIDを非表示/違反報告)
あおいちご♪(プロフ) - ありがとうございます♪良かったら私の小説も読んで下さい !! 小説名 君を愛しているよです! (2014年2月23日 10時) (レス) id: 786339ce58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RinA | 作成日時:2014年2月15日 10時

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