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いつもの風景 Part2 ページ2

貴方「やっぱ、ここなんもないなぁ〜」


流星街の片すみに12歳の少女が身を潜め、生きていた。


生まれつきもった天性の才能で、今まで生きる事ができたと言っても過言ではないだろう。


母「A……。」


身も心もボロボロに枯れ果てた実の私の母だ。


貴方「なに?」 母さんとはかなり普通に話すんだよなぁ笑


母「ハンター試験。本当に行くの?」


貴方「もちろんだよ。私、人生変えてみたい
の。こんな所で惨めに死んでくなんて
嫌。」


母「……たくましくなったわねぇ。亡くなった
父さんそっくりだわ。」


貴方「えっ……」私は驚いた。今まで母は父の話を口に出そうともしなかったのに!!


母「父さんの話。聞きたいかしら…?」


コクリ……


私は息を飲み、うなずいた。


母「貴方の父親はね、強い念能力者だったの
よ。本当に強かった。弱い所を一つも見せ
なくてね…………」



突然、母の言葉が途切れた。


貴方「どうしたの?」


母「これは言いたくなかったんだけど。貴方の
父親はハンターであり優秀な暗殺者だった
の。貴方に生まれつき念能力があったのは
なぜだか分からないけどそれだけは言った
方がよかったと思ったから伝えたわ。」


母の真剣な目は確かだった。



暗殺…………?そんなの


考えた事もなかった。


貴方「私、人殺しの子供なの?」



母「ごめんなさいね……」



貴方「そんなの……………








やだよ」



私の目からは無意識に大粒の涙がこぼれ落ちていた。

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作者名:名もなき魔天嬢 | 作成日時:2014年12月29日 23時

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