ボルサリーノ ページ6
広く長い廊下を歩くのは、海軍大将黄猿ことボルサリーノと、渡来者であるカナメダ・リナ。
リナが監視役に選択したのは黄猿だった。
ボ「本当にわっしで良かったのかい？」
念押しで再度聞くボルサリーノに、一瞬だけ目を合わせてｺｸﾘと頷いた。
「はい、逆に迷惑だと思ったら即別の人に押し付けて頂いて結構です。」
ボ「なぁに言ってるの。迷惑だったらあのままクザン君に一任してるよぉ〜。」
淡々と話すリナの肩にボルサリーノの大きな手を乗せた。
ボ「元帥は数日って言ったけど、厳密には1ヶ月わっしと生活する。わっしの目の届くところに居てくれれば、君は何をしてもいい。手錠は監視役の判断で外したり付けたりできる。約束としては、わっしの同行なしで部屋から出ない事かなぁ〜。」
「はい、わかりました。」
ボ「じゃ、ここが今日から1ヶ月過ごす部屋だよぉ〜。」
ｶﾞﾁｬﾘと開けられた扉の奥には、上品で華やかなボルサリーノの部屋が広がっていた。
流石、身なりにも気を使う男ボルサリーノだ。
「..凄い、調度品だ。」
背の高いボルサリーノの為に作られた家具の数々。ソファーなんてリナが寝返りうっても余裕な程大きい。
ボ「そんな大層なものじゃないよぉ？それより、今日はもう休んだ方がいいんじゃな〜い？疲れたでしょ。」
「え、でも。」
ボ「と言っても、わっしと同じベッドで寝ることになるんだけどねぇ〜？」
何気ない顔してとんでもないことを言ったボルサリーノ。対して、リナは言葉の意味を理解するのに少し時間がかかった。
「......あ、はい。..え？」
ボ「はい、寝室はこっちだよぉ〜。」
動揺するリナを引っ張り、寝室へと通す。寝室といえどインテリアに手を抜かない。落ち着いた、けれど気品溢れる雰囲気に一瞬心が踊るリナであったが、すぐに冷静になった。
「あ、あの！私寝相悪いので!!ソファで寝ます!!」
ボ「ん〜、そういわれてもねぇ？これは監視役としてやらなきゃいけないことなんだよ〜。」
「......わかりました。」
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りなお(プロフ) - ましゅまろりんごさん» ありがとうございます！続編でもどうぞよろしくお願いいたします( ☆∀☆) (2018年2月20日 18時) (
レス) id: 54a5b64c13 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろりんご - お疲れ様です!これからも頑張ってくださいね!!応援してますっ！ (2018年2月20日 18時) (レス) id: af23e1e2bb (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - ましゅまろりんごさん» いつもコメントありがとうございます(*´∀｀) (2018年2月18日 18時) (レス) id: 54a5b64c13 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろりんご - 黄猿さん〜!!やはりイケメン！主人公ちゃんも最高です!! (2018年2月18日 18時) (レス) id: af23e1e2bb (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - ましゅまろりんごさん» おつありです！！ (2018年1月21日 19時) (レス) id: 54a5b64c13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りなお | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jye2/
作成日時：2016年5月29日 22時
