10.ブルーローズを目指して〈6〉 ページ13
続きです
━━━━━━━━━━━━━━
『ありがとう、ございます。もう大丈夫です』
tr「なら、ぺいんと達のところへ行きましょうか」
『はいっ』
tr「あ、その前に、」
そう言うとトラゾーさんはコートを脱ぎ、私に頭が隠れるようにかけた。
tr「これなら少しは隠せると思います」
『ありがとうございます...』
tr「あと...」
『どうかしましたか？』
トラゾーさんは言葉を濁すと、そわそわしながら、
tr「俺は、気持ち悪いって思わなかったですよ。むしろ、綺麗だなって」
『...！』
tr「あぁ！すいません/// 変なこと言っちゃって...」
『...嬉しいっ』
tr「えっ...？ ////」
『嬉しいですっ...ありがとう』
tr「////」
『ごめんなさい、行きましょうか』
tr「そうですね！」
そう言うと私たちはぺいんとさん達がいる場所へ向かった。
tr「ごめん、遅くなった。」
shi「Aさん！体調は大丈夫ですか？」
kr「おかえり。トラゾー、Aさん」
pe「おかえり。Aさん、大丈夫ですか？」
『あの...皆さんに隠してたことがあるんですけど...』
そう言うと私はトラゾーさんのコートを脱いだ。
tr以外「「！！！」」
『ご覧の通り、私は鉱石病を患っています。ずっと隠しててすいませんでした...！』
pe「Aさん、顔をあげてください。」
ぺいんとさんの言葉に私は顔をあげた。
pe「話すのにすごく勇気がいることなのに、俺たちに話してくださってありがとうございます。もしかしたらトラゾーが先に言ってるかもしれないですけど、全然気持ち悪いって思わないです」
shi「むしろ、綺麗です！」
クロノアさんも静かに頷いてくれている。
『ありがとうございますっ...』
kr「でも、鉱石病ってこの世界に一族だけじゃなかった？」
tr「なんでそんなこと知ってるんですか？」
kr「前に調べたことがあるんだ。大昔に1人の男性がとある病にかかった。その病は「鉱石病」。治療法はなく、進行するといつかは話すことしか出来なくなり、最終、鉱石化する。でも、その男は結婚していた。そして、その男は鉱石化して亡くなった。奥さんは未亡人となり、苗字を変えた。その名前が「エャーツフローフ」」
『...クロノアさんは情報収集がお上手ですね。そうです、クロノアさんが言った通り、私の本名は A・エャーツフローフ です。』
shi「その、苗字の意味って...？」
kr/「『鉱石の呪い』」
◇素直に、正直に【tr視点】→←9.ブルーローズを目指して〈5〉
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふわあ - 初めてコメントします。 とても面白いです！続きが楽しみです！！ (8月3日 20時) (
レス) id: 422d558fbf (このIDを非表示/違反報告)
アサマ(プロフ) - 初コメ失礼します。続き待ってます！！ (2021年10月21日 1時) (レス) id: cd5d084d7c (このIDを非表示/違反報告)
ぴすたち(プロフ) - パペたろーさん» わぁぁぁぁ！！ありがとうございます！じゃあ、夜も眠れないようなストーリーに出来るよう頑張ります！w (2021年8月25日 14時) (レス) id: 54a03665cc (このIDを非表示/違反報告)
パペたろー(プロフ) - め、めっちゃ面白いせいで続きが気になりすぎて夜しか眠れませんっ！！！どうしてくれるんですかぁぁぁ！！！！楽しみにしてます(真顔) (2021年8月25日 14時) (レス) id: 6f85f9327d (このIDを非表示/違反報告)
かむり��(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます！忘れていましたm(_ _)m (2021年8月14日 21時) (レス) id: 54a03665cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴすたち | 作成日時：2021年8月14日 21時
