3.笑顔でいよう ページ3
我々国と隣国α国の戦が決まった翌日、
戦まであと一週間しかない。
今日はグルさんと城下町に行く予定。
『ごめん、遅れちゃって...』
gr「俺も今来たところだ。行くゾ！」
ぐるっぺんくん(5)が出ている...
『この前よりも賑やかだね？』
gr「戦が決まったからな。出かける輩もいるだろう」
『そうなんだ...わっ！？』
喋りながら歩いていたら、何かに躓いてしまった。
gr「おっと！？大丈夫か？」
『うん、大丈夫。ごめん』
gr「人が多いからな...手、繋ぐか？///」
『...！う、うん！』
グルさんの手を握ってみると、
暖かくて、大っきくて落ち着く。
『むふふっ』
gr「どうした？」
『ううん、グルさんの思ひ人で良かったなって』
gr「可愛いこと言うじゃないか...///俺もだゾ」
『ねえ、行きたいとこあるんだけどいい？』
gr「別にいいぞ」
私はある所へ向かって歩いた。
gr「神社か？」
『そう！ここの神社、案外叶うんだ〜』
早速お賽銭を入れて、私は一番のお願いをした。
gr「Aは何をお願いしたんだ？」
『言ったら叶わないよ』
gr「むぅ( ˘･з･)」
『いつか教えてあげるね？』
gr「分かったゾ...」
gr「A、少し着いてきてくれないか？」
『え？でも、もう帰らないと...』
gr「この時間帯じゃないと見れないんだ！」
グルさんに手を引かれるまま、
連れてこられたのは、
『きれい...』
丘から眺める夕焼けだった。
『ここから海も見れたんだね？』
gr「我々国は海にも少し接しているからな」
『きれい...ありがと、グルさん』
gr「Aが喜んでくれて良かったゾ」
『ふふっ、そっか』
gr「今日はやけに笑顔じゃないか？」
『うん。いっぱい笑おうと思って』
gr「何故だ？」
グルさん、鈍感...？
『...戦、もうちょっとでしょ？
だから、いっぱい笑おうって！』
gr「A」
『ん？』
gr「大好きだゾ？」
『どうしたの？』
gr「俺も、伝えたいことは伝えようと思ってな」
『ふふっ、私も大好きやで』
gr「そろそろ帰るか」
『そうだね』
二人が帰る時、夕日が二人を照らしていた
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作者名：ぴすたち | 作成日時：2020年8月3日 16時
