13.帰りたくない ページ14
今日は久しぶりに城下町に行くことに。
新しい着物を来たりして少しオシャレにしてみた。
『ごめん！グルさん待った？』
gr「大丈夫だ。その...可愛いゾ...///」
『ありがと！じゃあ行こっか』
私たちは国で人気の御食事処へ行くことにした。
『食べれるかな...』
gr「食べれなかったら、俺が食べるから」
私はきつねうどん、グルさんは焼き魚定食にした。
数分経つと頼んでたものが来た。
『美味しそ〜。いただきまーす！』
gr「ん〜！美味しいんじゃ」
『うん....美味しい...！』
これなら行けるかもしれない！
と思ったのも一時的で、
『っ....グルさん...』
gr「無理するな。俺が食べるゾ」
『グルさんって...少食だったよね？』
gr「当分食べてないから、お腹が減ってんねん」
『そっか』
グルさんは私の分まで食べてくれた。
ご飯を食べ終え、城下町をフラフラしていた。
しかし私は嫌なものを目にした。
『ねえ...グルさん...』
gr「どうした？」
私は思わずグルさんの袖を握った。
？？「A！！」
？？「探したのよ！」
gr「どちら様ですか？」
父「Aの父です」
母「同じく、Aの母です」
gr「Aさんとお付き合いさせていただいてる
グルッペンと申します。なんの御用件で？」
父「それはちょっと言えませんな」
母「ちゃんと言いなさいな！
ごめんなさいね。私達、鴉国のものでして...」
gr「....まさかあなたがたとは....」
父「鴉国の主です」
母「その妻です」
gr「ということは...」
母「その子は鴉国の姫です」
父「大奥が廃止になったと聞きましてね？
連れ戻しに来たんです」
『嫌だ！帰るものですか！』
母「いい加減になさい！( '-' )ノ)`-' )バチン」
ビンタをされた私はその場でよろけたが、
グルさんが抱きとめてくれた。
gr「大丈夫か？」
母「どうせそいつにも離れられるわよ」
父「また出直してきますので、お考え下さい」
そう言うと両親は去っていった。
そうだ...どうせみんな離れていくんだよ...
私から...
gr「A、大丈夫か？」
『....しょ...』
gr「ん？」
『また見捨てるんでしょ...』
gr「何言って...！『またそれ』
『みんなそう言う...「見捨てない」「大丈夫」って
でもみんな離れていく...』
gr「A！どうした！」
『もういいよ...離してよ。グルさん』
gr「断る。俺は離さないゾ」
『穢れちゃう...離して』
gr「一旦帰るゾ」
私はグルさんに引っ張られながら、
城に帰った。
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作者名：ぴすたち | 作成日時：2020年8月3日 16時
