みんなでシェアしよ。3【すとぷり】【体調不良】

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ジェルくんside


ジ｢ん…………｣

あれ、俺寝てたか…？
と思いながらゆっくり起き上がる。

そこはいつもの見慣れた部屋だったが、
左手にいつもとは違う布のような感触あった。

不思議に思いちらりと見ると、包帯が巻いてあった。

ジ｢え…？俺、まだ今日の分の手当してな…｣

もしかして、と思い慌ててカッターを隠してある引き出しを開けると、いつも使っているカッターがなくなっていた。

サーッと血の気が引いていくのが分かった。

バレたんだ。みんなに。


どうすることも出来なくて呆然と突っ立っていると、ガチャ、という音と共になーくんが入ってきた。

なーくんは俺の顔を見るなり泣きそうな顔になって、

な｢ジェルくん……！ごめんね…ごめんね…！｣

と、抱きついて言ってきた。
当の俺はなんでこんなに謝られているのか理解が出来なかった。

な｢さっき部屋に入ったら、手首から血流して倒れてて………慌てて処置したんだけど…………ジェルくんが辛いの気づかなくて…ごめんね…｣

その時俺は独りじゃなかったんだと感じた。

他になーくんから色々な話を聞いた。
さところは俺を元気づけるために俺の好きな食べ物の買い出しに言っているらしい。

るぅりーぬは大泣きで今リビングで寝てしまっているらしい笑


ジ｢そっか…俺、独りじゃなかったんやな｣
と、呟くと、

な｢当たり前でしょ？？？俺らは6人で1つだから｣
と、すんなり返された。

流石はリーダーやなと思った。

その後の俺の状況はと言うと、
心に余裕が出来てもうリスカすることは無くなった。

メンバーに少し叱られ、活動は一旦休止したけれど、今はまた楽しく活動を再開している。

ありがとう。みんな。

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