みんなでシェアしよ。3【すとぷり】【体調不良】

ジェルくん【リスカ】 ページ19

ジェルside

｢お前うぜーんだよw｣

｢どこが面白いん？こんなやつの｣

｢正 直 、消 え て ほ し い ね｣



ジ｢はぁ…………｣

俺はため息をついてパソコンを閉じた。

俺が見ていたのはもう見飽きた言葉の羅列。
どれも俺の心にヒビを入れていくものだった。

俺が遠井さんシリーズを出したことにより、知名度は爆発的に上昇した。

しかし、その中で心無い言葉をぶつけてくれる人が増えたもの事実だ。


ジ｢なんでこんな活動やってるんやろ。｣
という独り言が自然と出てしまう。

俺は正直ほんとうに苦しい。
逃げ出したい。いっその事楽になりたい。

……そう思っていた。

ぼんやりとスマホを眺めていると、

『リスカすると気分が楽になる！病んだ時は絶対しなきゃやっていけない。』

というTwitterのつぶやきを見つけた。

リスカ………
今まで触れたことの無い言葉だったが、今の俺にはそれが必要な気がした。


これをやったら、楽になれる………………

もう自分の体のことは気にせず、俺は机に置いてあったカッターで自分の体を痛めつけて言った。


切り口からじわじわと溢れてくる、真っ赤な血。
それは、俺は生きているんだ！という感覚さえ与えてくれた。


感じる痛みも、溢れる血も、全て快感だった。

ジ｢これが…俺の生きた形や…｣


____それ以来、俺はすっかりリスカの虜になってしまった。

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