みんなでシェアしよ。3【すとぷり】【体調不良】

さとみくん【熱】 ページ15

かるーーーーい黄×桃あり




るぅとside

る「何度ですか？」

な「…………39度1分」

る「……わお…」

どうとこんにちは、るぅとです！
今はどんな状況かと言いますと………

単純に言うと、さとみくんが風邪を引いてしまったんですね。

なのに僕となーくん以外のメンバーは仕事でいないという状況ですね。


当のさとみくんというと、

さ「ケホッケホッ…ゴホッ…」

咳がかなりきつそうな様子……

な「とりあえず咳止めあるから、飲んどきな？」

さ「ありがと……」

と、鼻詰まりの声で言うと、薬を2錠飲んだ。

するとぽすりとベッドに寝ると、すぐに寝息をたてていた。

この調子だと早く治りそうかな………

なーくんは仕事があるから、と自室に戻り、僕はさとみくんの部屋に残ることになった。

―――――――――――――――――

暫くすると、さとみくんがガバリと起き上がった。
丁度起きてほしかったからちょうどいいな、と思い話しかけようと思った。

しかしさとみくんの様子は穏やかではなく、ゆっくりと立ち上がった。

る「…？どうしたんですか…？」

と、尋ねると

さ「トイレ…」
だけ言って、立ち上がった。
その足元があまりにもおぼつかないため、背中を支えながら歩いた。


すると、少し「う…」と呻き、口元を手で抑えていた。
あ、確か気分が悪いと言ってたかな…

る「大丈夫ですか？」

と聞くと頷き、ゆっくり、しかし確実にトイレまで歩いていた。


トイレに着くなり、さとみくんは決壊したようにそれを吐き出していた。

さ「っ、ぅうぇえ、、げぇ――っ」

る「大丈夫ですか……？」

かなり苦しそうな様子。

一通り落ち着いて手を洗い、部屋に戻るなりすぐにベッドに倒れ込んだ。

無理もないか…体力結構消耗するしな…


と、思いながら眠りについたさとみくんを見ていたら、

さ「……ありがとな、………………」

と、寝言？をこぼすと、本格的に寝た寝息が聞こえた。

僕はそんな彼が愛おしくなった。


――――――――――――――――――

次の日、全治全快になったさとみくんは、僕に向かい

さ「昨日ちゃんと言えてなかったから今言うな、ありがとな！」

と言った。
僕は顔が赤くなったのを隠すため、いつものようにキックを入れた。

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