お兄ちゃんは三代目

やらかした！ ページ36

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健二郎side






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仕事前に花のち晴れの録画視聴中。







「やっぱり天馬くんってかっこいいね。
ね、お兄ちゃん。」


健二郎 「なんや、当てつけか？」


「半分だけやから安心して。」


健二郎 「ひっど。笑」







天馬 『音になら傷つけられてもいいよ。』






「優男か。」


健二郎 「たしかに優男や。」








何か思い出しかのように、ジーーって俺のこと見てくるA。




なんや。

顔に何かついてるか？





「お兄ちゃん……やっぱなんでもない。」


健二郎 「お兄ちゃん、やっぱりイケメンってか？」


「全っ然、違うし。
もったいないから教えんとく。笑」


健二郎 「なんなん。尚更気になるわ。笑」



「ほらテレビに集中、集中！笑」


健二郎 「えー。」







ほんまになんなんやろ。


ズボンのファスナーか？
いや、ちゃんと上がってるしなぁ。




うーん？寝癖？
携帯のカメラで見てみる。

うん、バッチリや。






「自撮りの練習？笑」


健二郎 「なんでやねん。笑
はよ教えろよ。笑」


「無理。まじで爆笑なんやけど。」




なぁほんまなんなん。


なぁ！







「あ、1時間ぐらい時計ずれてるんやった。
直さな。」


健二郎 「は！？早よ言え！」





爆弾発言しよるこいつ！！

やばいやん、あと30分で仕事始まる！！






「ホコリすごっ！うぇぇぇー」





そんなことどうでもいい！

やばいやばい！！






なんとか間に合ってくれ！






健二郎 「行ってきます！！！」

「え！もう行くの！？」




バタン



「なんかごめん。」









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確か、34分に電車あったよな。

それに間に合えば集合時間セーフ。






マスクもサングラスもキャップもつけてない

THE 山下健二郎通りまーす！！








間に合えーーーーー！





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