お兄ちゃんは三代目

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剛典side






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Aちゃんが出て行ってから1時間。




頭を冷やした健二郎さんも必死になって、
2人でAちゃんを探してるところ。






近くの公園とかコンビニとか、
Aちゃんが行きそうなところ、

全部探してみたけど、どこにもいない。






健二郎 「あいつどこ行ったんや。
電話も出えへんし…」




剛典 「俺も繋がらないです。
電源切ってるみたいですね…

ちょっと、俺、あっち探してきます。」



健二郎 「ごめんな、ほんまに。」






Aちゃん、どこ行ったんだろ。

里帰りとか？お金持って行ってなかったし、それはないよね。


無難に友達の家とかかなぁ。








ブーッブーッ








誰だよ、こんな忙しい時に。


え！？




剛典 「Aちゃん！？」






突然のAちゃんからの電話で携帯を落としそうになる俺。






『岩ちゃん、ごめんなさい。』



剛典 「大丈夫だよ！無事でよかった〜！」



『ほんまにごめんなさい。』



剛典 「大丈夫！あ、今どこにいるの？」



『渋谷のハチ公の前で臣くんとバッタリ会ってさ、今臣くんの家にいる。』







臣さん人間だけじゃなくて、
タイミングもイケメンかよ。笑


臣さんが一緒なら安心。







つか、ハチ公って…笑








剛典 「そうなんだね。笑」



『えっと、、、お兄ちゃん、どうしてる？』



剛典 「健二郎さん、Aちゃんのこと探してるよ。」



『そっか…』



剛典 「あのね、Aちゃん。」

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