お兄ちゃんは三代目

傘の忘れ物 ページ14

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Aside









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ん…


カーテンの隙間から入ってきた陽が眩しい。







「まだ、9時か…ねむた…」






健二郎「Aーー、おーい、Aーー」




リビングから聞こえる
お兄ちゃんのばかでかい声が、

私の大事な大事な睡眠を邪魔してくる。







うるさいなー。






せっかくバイトなくて一日休みやのに。


ゆっくりさせてよ。






健二郎 「Aーー」



「…なに？」




しょうがないから出てきた。←




健二郎 「うっわ、機嫌わるｗｗｗ

WOWOWでONE PIECEの映画の再放送やってんで。」




え！？





「早く言ってよ！」





お兄ちゃん最高！





「ストロングワールドじゃないすか。
起きてよかった。」←もう観てる




健二郎 「いや、起こしたの俺な。」






ドヤ顔うざ。←






「あれ？もう行くん？」







帽子まで被ってるし。笑







健二郎 「ジム行ってから仕事行こうと思って。」


「ジャージ持った？」


健二郎 「ばっちりやで。」






そう言って、ジャージの入ってるクシャクシャになったスタバの袋を見せる。



その袋、私のやつやん。

どっから取ってん。笑





健二郎 「今日は7時には帰って来れると思う。」


「わかったー。」


健二郎 「じゃ、行ってくるわ」


「行ってらっしゃーい」









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ONE PIECE観終わった後、
TSUTAYAに行って映画五5、6本借りてきた。






ちなみにそのうちのララランド観賞なう。





タップダンスかっこいいよね。

タタンタンタンみたいな。笑






「あれ、ナナちゃんどうしたの〜」





さっきまでお眠りモードやったのに、私の膝の上に乗ってきた。





「かわいいね〜君は。笑」


ナナ 「にゃぁ」




私の膝の上は飽きたのか、ベランダの方に歩いて行っちゃった。笑





おナナ〜！笑






あ！！

雨降ってる！

結構降ってるなぁ。




「あ、洗濯物！」






急いで洗濯物を取り込んだけど、

濡れてるやーん。



でも、ナナが外の方見てくれてなかったら、もっと濡れてたか…






「おナナ、ナイス！」




ナナ、ナイス。笑

ナナナイス。

ナナイス。

ナイス。





それはそうと、お兄ちゃん傘持って行ってないやん。




久しぶりに迎えに行くか。

この前大学にも迎えにきてくれたし。笑







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