松田が残していった厄介者 3【降谷零/安室透】

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あっという間に夕方になって、海辺で見るその光景は本当に綺麗



....といっても砂浜からではなく車の車窓から



旅館へ向かっているのだけど、1週間前も発生した部屋問題


今日は1人部屋にしてくれない限り絶対.....うん....



まぁどうせまたパパだろうな









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.....って



『え！？ 大部屋なの！？』


降谷「はぁ....」


公安3「その方が“合宿”っぽいじゃないですか！」


風見「私はAさんもいるからやめといた方がいいと言ったんですけどね....」


『ちょっと待って、これ合宿だったの？なんの合宿？』


公安2「えぇっと...一応“公安警察強化合宿”という名目で....」


降谷「ただの休暇だな」




普通に休暇だと思ってたよ

海でも遊んでただけじゃん




『じゃあこれから何かやるの？』


公安2「あ、いえ...」


降谷「当たり前だ。このまま今日を終えられると思うな」


公安3「....ふ、降谷さん、本気ですか....？」



え、まじ？









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「24！25！26！27！28！」


『ここでやるの！？』





部屋で片手腕立て伏せをやりだす男5人に唖然とする





『.....で、なんでパパはやらないの』




さっきからただ監督してるだけ




降谷「こいつらに合わせていたら朝になる」


『.....あっそう.....じゃあ私お風呂入ってくる....』




この暑苦しい空間に一緒にいるのは嫌だ









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下の階の大浴場に入ると誰もいなくて、開放感に浸る




....片手で腕立てって...

私は普通に腕立ても出来ないのに





どうせ早く戻ってもトレーニングしてるだろうと思い、ゆっくりゆっくり頭を洗い体を流す









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浴場内に取り付けられた時計を見るともう1時間経っていて


『......出よっかな』








脱衣所に戻ると体重計が目に入った


.....そうだ

後で髪乾かしたら測ろ

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