松田が残していった厄介者 3【降谷零/安室透】

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降谷「何か簡単に作るから食べろ」


『......』



お腹は空いたけど、自分で口を聞かないと宣言したのだ

私にだってプライドはある



何も返事をしない私を見て、ため息を漏らしながらキッチンに立つパパ


一言謝ってくれれば良いではないか

それがなぜ出来ないのか





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降谷「ほら」



目の前に置かれたチャーハン


何をどうやったらあんな短時間でここまでのクオリティーで作れるのか甚だ疑問である




....どうしようか


食べたい



でも食べたら負けな気がする





じっと器を見つめる






降谷「冷める前に食べろ」





そんなの言われなくても分かっている


でもどうしても意地を張りたい








・









降谷「.......無理矢理食べさせるぞ」


『ッ！？』







それは嫌だと思い、急いで口に掻き込む









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『ご馳走様！おやすみ！』


これ以上同じ空間に居たくないから、急いで就寝前にやるべき最低限のことを済ませる



今日はシャワーでいいや




全てを終えて部屋に入るともう日付が変わっていて、海もいよいよ今日になった

泊まりの準備をしてベッドに入るともう1時



....寝よ









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『海だーー！！』


風見「我々一同お待ちしておりました！」


公安1「水着も用意してありますので、早速お着替えになりますか？」


『なる！』


降谷「A、日焼け止めを忘れ....」


『早く行こ！』






もう無視だ無視

徹底的に無視してやる


ここに来るまでの車内でも、もちろん一言も交わしていない







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公安2「こちらになります」




更衣室前で手渡される袋




『開けてもいい？』


公安2「もちろんです！」







中に入っていたのは、白と青のいわゆるタンキニで、ロゴからすると....




『これ....あの有名ブランドの.....高かったんじゃ....？』


公安3「そんな事はお気になさらず！では、我々も着替えて来ますので、終わりましたらまたこちらで」


『分かった』









更衣室の中で実際に広げてみると、結構可愛くて、公安部のセンスに安心した








外に出てみると、みんな待っていて....


.....っていうか、





風見「とてもお似合いです！」


『あ、ありがとう.....』







皆ナイスバディで直視出来ない

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