松田が残していった厄介者 3【降谷零/安室透】

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先日のベルツリー急行での一件や、その後の対応に関しての報告書やら、計画書やら、ひたすらに山積みとなった仕事を片付ける



『ポアロ休んでる代わりに、最近毎日スーツだし、ずっとキーボードカタカタ鳴らしてるね』


降谷「ああ」


『もしかして、警察のお仕事？』


降谷「ああ」


『じゃあ最近は毎日警視庁？』



....約1文字違うが仕方ない



降谷「...ああ」



『....さっきからそれしか言ってないじゃん！』





警察の仕事だけでなく、家事炊事洗濯、つまりはこいつの世話までしなくてはならない

せめて静かにしていてくれれば

それだけでどれ程はかどるか





『ねぇ！聞いてるの！？』


降谷「はぁ....聞いてる！三者面談の予定だろ？いつでもいい。お前の担任の都合に合わせて、俺が休みを取ればいいだけだ。他にまだ何かあるか？」


『明日園子ちゃんの別荘行くから』


降谷「.....お前テニス出来ないだろ」


『え？テニス？なんで？』




.....あのお嬢様はテニスをすると言っていないのか




降谷「なんでもない」


『そういえば、これってテニスウェア？』


降谷「そうだ」


『パパの？』


降谷「それ以外誰がいる」


『なんで急にテニスウェアなんか準備してんの？近々やるの？』


降谷「.....やる」


『っていうか、パパテニス出来るの？イメージ無いんだけど.....』


降谷「.....お前のイメージなんか知るわけないだろ」


『あ、そうだ。コナン君に何か言った？』


降谷「なんの話だ」


『この間コナン君に、パパの正体を知ってるかって聞かれて、適当に誤魔化したら、知らないなら離れた方がいいって言われたの。あと、“あの男は危険だ”とか言ってたよ。』



江戸川コナンか....



降谷「....子供の言う事だ、真に受けるな。それより、そろそろ時間だぞ」


『え、うわ！やば！行ってきます！』





少し調べるか









・









・









・









風見「おはようございます！今日もお疲れ様です」


降谷「風見」



机の上の資料を整理しながら声だけ相手に飛ばす



風見「はい、何でしょう」


降谷「お前だろ」


風見「なにが.....ですか？」


降谷「Aが俺の身体を探って来た」


風見「....ど、どのようなプレイを....？」


降谷「は？」


風見「え？」


降谷「....何を考えている、拳銃の話だ」


風見「....っ！も、申し訳ありません！」









大丈夫かこいつ

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