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もう片方のベッドに近づくと、体ずらしてスペースを開けてくれた
降谷「入れ」
『いや、え!?なんでパパと同じ布団なんかに!?』
降谷「A」
『....わ、分かったよ!』
それでお兄ちゃんの事が聞けるなら、安いかもと思った
降谷「この写真、覚えてるか?」
そう言われて、パパの手元のパソコンを覗き込む
....これ....は....
お兄ちゃんの警察学校卒業式の日に、私とお兄ちゃんと、その友達とで撮った写真だ
もちろんパパも写っていて、後は亡くなったという萩原さん、それと名前が思い出せない二人
降谷「写っているのは何人だ」
『バカにしてる?私も含めて6人』
降谷「その中で今現在生きているのは2人だけだ」
『え...?ちょっと待ってよ、2人って....』
私とパパでもう2人....
降谷「それ程我々の仕事は危険だという事だ。正直、俺はあいつらとはまたさらに事情が違い、常に命の危機と隣り合わせている。そんな俺と一緒にいるお前も、例外とは言えない。」
『そん....な....』
降谷「幸い、お前は危険な状況に遭遇する可能性があるだけで、あまり不安になる必要はない。それに昼も言ったが、安心しろ。松田に代わってお前だけは必ず守り抜く。ただ、この現実は知っておけ。」
『なんで...急に話してくれたの?』
降谷「もう3年も経った。それとお前の呑気過ぎてまるで緊張感が無い様子が常に心配だった。話せば少しはマシになってくれるだろうと。」
『私はどうすればいいの...?』
降谷「今までと同じでいい。この話とこれまでの“言ってはいけない事”を漏らさないでくれれば十分だ。」
『分かった....けど、それが私が彼氏作っちゃいけないのとどう関係があるの?』
降谷「.....松田が、お前が弱い男を連れてくるのを気にしていた。最低自分と同じくらいは強くないと妹を守ってやれないと。」
....そうだったんだ
警察であるお兄ちゃんくらい強い人なんて、そう簡単に見つからないじゃん
園子ちゃんが羨ましいな....
降谷「だから、勝手に彼氏は作るな。どうしても欲しいなら俺がなってやる」
『.....それ本気で言ってる?』
降谷「俺じゃ不満か?」
『不満以前の問題があるでしょ!』
降谷「松田も、俺ならいいって言ってたぞ」
『そういう問題じゃない!パパはパパだよ!?』
降谷「それはお前が勝手に付けた呼び名だ」
『そうだけどっ!』
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Rin.(プロフ) - pnnedc0xさん» 応援ありがとうございます! これからは更新が遅くなると思いますが、ぜひよろしくお願いします! (2018年6月24日 14時) (レス) id: 68a8014856 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - ひゆめさん» ありがとうございます!出来る限り頑張らせていただきます! (2018年6月24日 14時) (レス) id: 68a8014856 (このIDを非表示/違反報告)
pnnedc0x(プロフ) - はじめまして!追憶のディケード、松田が残していった厄介者、どちらも愛読させていただいてます!いっぱいアップしていただいてるので、私には心の癒やしが出来ております!!!海外でも頑張ってください、応援してます! (2018年6月23日 19時) (レス) id: 65c0dbf0e8 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆめ(プロフ) - 凄く面白いくて、一気読みしました!!更新頑張ってください (2018年6月23日 13時) (レス) id: d9d137c800 (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - 霧菜☆紗理屋さん» そうなんですね!? 海外在住者同士、日本の安全は降谷さんに託しましょう(笑) これからもぜひこの作品をよろしくお願いします! (2018年6月23日 6時) (レス) id: 68a8014856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年6月11日 16時