松田が残していった厄介者 3【降谷零/安室透】

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みんなで冷やし中華を食べ終えて、今はなぜかキッチンでパパと二人である


蘭ちゃんと園子ちゃんは、石栗さんって男の部屋で寝てるコナン君の様子を見に行ったきりだし、毛利さんはリビング、他の人は知らない





降谷「あの少年に何を聞かれた」


『コナン君？別に、お兄ちゃんが何か重大な任務について無かったかとか、お兄ちゃんとパパがどうやって知り合ったのかとか。でもなんでそんな事気になるんだろうね』


降谷「それで？何て答えたんだ」


『....なに？気になるの？』


降谷「早く言え」


『じゃあさ、最後に私が返したボール、コートに入ったしパパ打ち返さなかったよね？シュークリームだよね！？』


降谷「あの時は緊急事態だった。実質お前に勝ち目はない」


『でも、入ったもん！素直に負けを認めてシュークリーム買ってくれれば、教えてあげてもいいけど？』


降谷「ならいい。大体は聞こえていた。確認をしたかっただけだ」


『.....え。そ、そんなのずるいよ！』


降谷「これまで3年間、お前が口を滑らせた事は無い故信じてはいるが、あの少年と話す時はより一層気をつけろ。」


『....なんで？ただの小学生じゃん』


降谷「されど小学生だ。子供だからって気を許すな。出来るだけ常に緊張感を持て」


『.....何急に、怖いんだけど....』


降谷「.....安心しろ、お前だけは必ず守ってやる」


『どういう意....』








ドンッ！！








『え、なんの音！？』









隣のリビングにいた毛利さんも含めて3人で、音がした2階へ上がると、とある部屋の前に全員集まっていた






梅島「ねぇ琴音、あなた合鍵持ってるでしょ？」


桃園「それが、石栗君の部屋の鍵だけ夕べから見当たらなくて...」





どうやらこの部屋はコナン君が寝ているはずの石栗さんの部屋らしい





安室「なんなら、僕が鍵を開けましょうか？そういうの、割と得意なので」



得意かどうかは知らないけど、確かにパパなら出来そう



安室「針金か何かありますか？」


梅島「あ、はい。ちょっと待っててください」





1分ほどしてすぐに戻ってきた梅島さんが2本の細い棒を手渡す


それを受け取って、器用に曲げて鍵穴に差し込む









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.....カチャ

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