松田が残していった厄介者【降谷零/安室透】

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『あと、明日蘭ちゃん達と出かける....』


言わない訳にはいかず、恐る恐る告げてみる



降谷「....今さっき約束を破ったばかりなのにか？」


『もう忘れないから！ちゃんと連絡するから！お願い！』


降谷「....どこに行くんだ」


『近くのショッピングモール....』


降谷「何しに」




うっ....どうしよう

プレゼントを買いに行くなんて言えない




『中間お疲れ様女子会！女子会だから内容は秘密！』


降谷「そういえば中間はどうだったんだ」


『結果は出てないから分からないけど、私なりに頑張ったから、明日行かせて！』




顔の前で手を合わせる





降谷「.....15時だ。15時に風見に迎えに行かせる」


『.....なんで風見さんなの』


降谷「俺は仕事だ」





15時って....小学生でも早いよ

でも風見さんなら....





『....それでいいよ』


降谷「分かっているだろうが、風見を味方につけても無駄だ」




ですよねー




『分かってる！ごちそうさまでした！お風呂入ってくる！』


降谷「まだ沸かしていない」


『.....じゃテレビ見る』





食器を片付けるパパに、少しは手伝おうかと思ったけど、気恥ずかしくてやめた








・









・









・









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『あはははは！....あ！なんで！？』


ギャグアニメに笑わせてもらってたのに、急にチャンネルを変えられる


降谷「そんな栄養の無い番組を見てる暇があったら、ニュースを見ろ。法学部目指すんだろ」


『アニメだって色んな人が頑張って作ってるんだよ！？その人達に失礼だよ！』


降谷「お前がその業界に進むんだったら止めはしない。」






......何も言えなくなる






そのまま隣に腰を下ろしたパパにびっくりする







『え、パパもテレビ見るの？』


降谷「ダメなのか？このテレビだって俺が買ったんだぞ」


『それはそうだけど....珍しいなと思って。こんな時間にテレビ見るなんて。』



朝ニュースを見たり、夜天気予報を立ち見したりはしてるけど、このゴールデンタイムにちゃんと座って見るなんてなかなか無い




降谷「たまにはいいだろ」



いいけども

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