30 降谷side ページ30
背中に感じる視線に振り返ると、
.....やはりな
降谷「.....お前ら仕事を放って何をしている」
「も、申し訳ありません!」
勝手にこんな事をして、本当に頭が痛い
降谷「Aはあいつらに相手してもらえ。.....風見、話がある」
風見「はい...」
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降谷「.....それで?どういうつもりだ。わざわざ俺に警視庁に来させたのもそういうことなんだろ?」
風見「はい、さすがに警察庁はまずいかと思いまして...。我々部下一同は、降谷さんを大変尊敬しております。しかし、Aさんにはそのようなお姿は映っておりません。言葉は悪いですが....ただのうざい“パパ”としか....」
“うざい”の単語に少し思うところがあるが、まぁ今は置いておこう
降谷「.....だからと言って、たかが仕事姿を見せたところで何か変わると思うのか?」
風見「降谷さん.....私はあなたが羨ましいですよ。」
降谷「は?」
風見「“たかが仕事姿”、それにたかが書類の処理をしているだけのお姿でも、女子高生にカッコいいと言わせるんですから」
風見の予想外の言葉に思考が鈍る
まさかあいつが? そんな事を?
風見「.....降谷さん、まんざらでもなさそうですね....」
降谷「うるさい」
風見「Aさん、おっしゃってましたよ。家ではあんなではない、こっちの方が断然カッコいいと」
.....何が違うと言うんだ
降谷「それでも二度と連れて来るな。そんな易々と警視庁に入られたら困る。それに、女子高生が警視庁に出入りしているなんて刑事部に知られたら、お前らどうするつもりだ。元から刑事部とは仲が良くない上に、あいつの兄だって短いながらもあそこに所属していたんだ。」
風見「....では次回から警察庁にお連れしますか?」
降谷「風見....首を切られたいか」
風見「じ、冗談です!....仕事に戻ります」
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デスクに戻り、ため息を漏らす
本当にあいつらの行動には毎度毎度悩まされ....
『パパ、今やってる仕事って何?』
声に顔を上げると、向かいのデスクから身を乗り出してこちらを覗こうとするA
降谷「.....なんでお前がそこのデスクにいるんだ。公安部のやつらに相手してもらえって言っただろ」
『私はパパを見に来たんだよ?』
またため息が漏れる
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Rin.(プロフ) - ねこさん» ねこ様、大変申し訳ありません。こちら現在「愛の秘密を、正義の銃を」というタイトルで書き直し連載しておりますので、ぜひそちらをご覧下さい! (2021年7月28日 19時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - パスワードを教えてください (2021年7月28日 18時) (レス) id: e07d69bf4d (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - ちぃさん» ちぃ様、いえいえ!現在「愛に秘密を、正義に銃を」と言うタイトルで連載しています。是非ご覧ください! (2021年7月4日 23時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 説明文読まずに、コメントしてしまい申し訳ありませんでしたm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 前まで読めていたのにパスワードが、、( ノД`)…教えて下さいm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年5月26日 15時