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「これはAさん!お久しぶりです!」
「お越しになるのを楽しみにしていました!」
「どうぞゆっくりしていってください!」
『あ、ありがとうございます....』
次々と挨拶しにくる公安部の方々に、ここは本当に警察なのかと苦笑いする
風見「降谷さんは奥にいらっしゃいますが、いかがなさいますか?」
『私が来るの知らないんだよね?』
風見「はい」
『ならバレないように....』
風見「....でしたらこちらに。」
・
・
案内されたのは廊下で、窓越しに中を見るというものだった
『あっ....』
いた!
パパはパソコンの画面に集中しているみたいだけど、顔を上げたらこちらに気づいてしまう
出来るだけこちらが見えないように腰を低くする
上着は脱いでいて、ネクタイも緩めて、ワイシャツの腕もまくっていた
まぁ確かに今はもう初夏。
書類を片手にパソコンと視線を行き来させて、真剣そのものの姿に目を奪われる
こんなパパ見たことない
風見「いかがですか?普段家で見る降谷さんとは違いますか?」
『....うん、全然違うよ。こっちの方が断然カッコいい』
風見「.....それは良かったです!」
風見さんの明るくなった声のトーンに、窓より下にしゃがんでから振り返る
『なんでそんなに嬉しそうなの?』
風見「気にしないでください...」
そう言う風見さんに疑いの眼差しを向けるが、まあいいかと思い再び中を覗く
・
・
・
......が、
『あれ?いないよ?』
風見「そんなはずは.......っは!」
『え?』
・
・
・
・
降谷「風見.....説明しろ」
バレたーー!!
風見「これは....」
降谷「なぜAがここにいる」
『わ、私が見たいって言ったの!パパが仕事してるところ』
降谷「ここは“見たい”って言っただけで入れるような場所じゃない。平日ならまだしも、それ以外は一切一般公開を禁じているはずだが?」
風見「.....Aさんは、我々公安部一同が招待しました」
降谷「お前らの上司でもあり、Aの保護者でもある俺になんの許可も無くか?」
『まぁまぁ!もう来ちゃったんだからいいじゃん!』
降谷「はぁ.....お前な....」
そんなパパの背後では数名の公安の人がこちらに親指を立てていた
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Rin.(プロフ) - ねこさん» ねこ様、大変申し訳ありません。こちら現在「愛の秘密を、正義の銃を」というタイトルで書き直し連載しておりますので、ぜひそちらをご覧下さい! (2021年7月28日 19時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - パスワードを教えてください (2021年7月28日 18時) (レス) id: e07d69bf4d (このIDを非表示/違反報告)
Rin.(プロフ) - ちぃさん» ちぃ様、いえいえ!現在「愛に秘密を、正義に銃を」と言うタイトルで連載しています。是非ご覧ください! (2021年7月4日 23時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 説明文読まずに、コメントしてしまい申し訳ありませんでしたm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 前まで読めていたのにパスワードが、、( ノД`)…教えて下さいm(._.)m (2021年7月4日 23時) (レス) id: d79a7c554a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin. | 作成日時:2018年5月26日 15時