松田が残していった厄介者【降谷零/安室透】

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〜回想〜


松田 “ 将来妹に弱っちい彼氏が出来たら嫌だなぁ。
俺くらい強くないとちゃんとあいつを守ってやれるか心配だよ。降谷！お前ならいいぞ！お前なんでも出来るもんな！”


降谷 “ はあ？バカ言うな。一回りも違うんだぞ ”


松田 “ 例えばの話だよ！お前くらいのやつが妹を貰ってくれれば俺も安心なんだけどなぁ”


降谷 ” 気が早いんじゃないのか？ 妹さんまだ小学生だろ？ ”


松田 “ そうだけど、俺たちみたいな仕事っていつ何があるか分かんないだろ？ 俺が居なくなったらあいつは本当に一人になっちまう ”


降谷 “まだ警察学校の身分だぞ？ それに、そんなに心配なら意地でも生きろよ ”


松田 “ ....そうだな、少なくとも俺が認めざるを得ないくらいの男があいつに見つかるまでは死ねないな！“


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



降谷「.....松田.....」


『なに？お兄ちゃん何言ってたの？』


降谷「.....何でもない」


『なんでよ！教えてよ！』


降谷「いいから、勝手に彼氏なんて作るな」


『じゃあ私一生この家でパパと暮らしてけっていうの！？』


降谷「とにかく今のうちはダメだ、大人しく勉強しろ」



松田が認めそうな奴なんてどうやって探せばいいんだ....




『......昨日の会話で分かってると思うけど、今日は放課後園子ちゃん達と出かけるから。帰りは7時くらいになると思う』


降谷「分かった。スイーツビュッフェだろ？食べすぎるなよ。食べ終わったらすぐ念入りに歯磨きしろ」


『はいはい、分かってるよ。』


面倒臭そうに返事をするAに、少し不安が残るが、帰って来てからでも遅くはないと考えそのままにしておく





・








・








そういえば昨日の夜、俺が運転してるのがかっこいいとか言ってたよな

だからあの時、必死に写真を残そうとしたのか....

意外と可愛いところもあるんだなと少し感心する




『じゃあ着替えてくる、覗かないでよ！？』


降谷「俺を変態呼ばわりするな、これでも警察だ」


『.....それもそうか。覗いてきたら風見さんにチクって逮捕してもらう』


降谷「俺はあいつの上司だぞ。それよりA、今日学校、送ってやろうか」


『.....え、嫌だ』



......は？
かっこいいんじゃなかったのかよ



降谷「なんで嫌なんだ」


『今日はちょっと.....無理』


降谷「何がだ」


『無理って言ったら無理！......でも、今日のネクタイ.....似合ってるよ』




意味が分からない

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